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頸椎椎間板ヘルニアと診断された方へ。完治するための方法。

      2017/02/21

頸椎椎間板ヘルニアと診断された方へ。完治するための方法。

頸椎椎間板ヘルニアになると、痛みはもちろん痺れ、麻痺、肩こりや腰痛などの不調、集中力低下など日々の生活に支障が出てしまいます。
どうしてヘルニアになってしまうのか、完治する方法はあるのか、再発するのか等お話ししますので参考にしてください。

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頸椎の正しい状態

私達は脊椎動物ですので、背骨があります。
背骨は頭蓋骨の下から骨盤まで24個の骨が連なって構成されています。
頸椎(首の骨)は7個、胸椎(肋骨がくっついている)は12個、腰椎(下半身との連結部)は5個の合計24個です。

この24個の骨が単純に積み重なっているのではなく、前後に波打ちながらカーブを描いています。
このカーブは脊柱アーチや生理弯曲と呼ばれています。
そのアーチは頸椎と腰椎は前反り、胸椎は後反りが自然な状態です。

この反りがある状態でこそ、その脊柱を通る神経や付随する筋肉も正常に作用するのです。

 

それでは今回は頸椎に焦点を当てて話を進めていきましょう。

頸椎は前反りが自然で正常な角度は前弯35°前後です。
この角度が出来ていると5キログラム以上あるという大人の重い頭蓋骨も支えやすく首の筋肉も緊張せずに弾力も保たれ、血行も良い状態になります。

頭への血流が安定供給されるので、集中力も持続しやすく仕事や勉強の効率も良くなります。
また、目や耳、鼻の諸症状も血行が良いことで現れにくくなります。

ただし、頸椎の角度が正常でもその下の胸椎や腰椎の角度が崩れていると、連鎖的に様々な症状が引き起こされるので、他のカーブも正しくなければいけないことは知っておきましょう。

 

頸椎椎間板ヘルニアとは

皆様はストレートネックという言葉は聞いたことありますよね。

ストレートネックとは、頸椎の前弯30°以下になってしまって真っすぐに骨が並んで見えている状態を指し、決して病気ではありません。

先ほど説明しましたが、頸椎の自然な角度は35°前後です。
角度が少なくなるほど症状が重くなる傾向があるのは間違いありません。

慢性的に頭痛、肩こりを感じている方の多くは、この頸椎カーブがなくなっています。

ストレートネックには、これといった治療方法はありません。
整形外科ではMRIやレントゲンを撮り、ストレートネック気味だと判断した場合することは、牽引や電気治療、鎮痛剤の処方や鍼灸マッサージ等の理学療法で対処していきます。

このストレートネックの角度がさらに少なくなってしまった場合、頸椎椎間板ヘルニアになる可能性が非常に高まります。
これ以外にも交通事故やスポーツ等の外傷によって引き起こされることも稀にあります。

それでは椎間板ヘルニアとはどういったものなのでしょうか?

椎間板とは頸椎などの椎骨の間で緩衝材の役割をしています。
この緩衝材が破れてしまった状態、つまり椎間板の中の髄核が飛び出した状態のことを椎間板ヘルニアというのです。
この飛び出した髄核が頸椎の中を通っている脊髄や神経を圧迫して、しびれや痛み、麻痺等の様々な症状を引き起こすのです。

ただ最近になって、椎間板から飛び出した髄核は自然となくなる場合があるという研究結果が出てきましたので、椎間板ヘルニアの治療方法も一昔前と比べて変わってきています。

 

頸椎ヘルニアの完治の方法

頸椎椎間板ヘルニアでも、圧迫されている部分が、脊髄なのか、あるいは神経根なのかで治療方法は変わってきます。

脊髄の圧迫による、手足のしびれや脱力が強くなってきていて、MRIやレントゲンでの画像検査で脊髄圧迫やむくみ等の損傷を示す所見があれば、速やかに手術を検討してください。

手術の仕方には大きく分けて前側から行う方法と後側から行う方法があります。

前側から行う方法は、頸椎と椎間板を削りながらヘルニアを取り除き、その削られたところに骨盤など自分自身の他の部分の骨を移植する方法です。
後側から行う方法は、首の後ろから脊柱管を広げて脊髄の圧迫を減らす方法です。

この手術に対し、飛び出した椎間板は、自然になくなる可能性があることから、しびれや痛みの強さがほとんど一定で変わらない場合は、薬物療法や理学療法などの保存的対処療法で経過観察になることが多いです。

神経根圧迫によるヘルニアの場合は、ほとんどの場合保存的対処療法になります。
首用のコルセットであるネックカラーを巻いて固定することによる安静と、消炎鎮痛剤やステロイドによる薬物療法が基本です。

疼痛のような症状がぶり返す場合は、神経ブロック療法になることが多いです。

この保存的対処療法で一向に改善の兆しが見られず、しびれ、痛み、麻痺等が強くなってくる場合は最終的に手術になります。

 

ヘルニアが完治したあとには

頚椎椎間板ヘルニアが完治するまでの期間は個人差や症状によりますが、1ヶ月から半年くらいになります。
治療方法は最初から手術になる可能性は低く、保存的対処療法で自分自身による自然治癒力に頼ることがほとんどです。

対処療法として薬物療法や理学療法、マッサージや整体、鍼灸治療のような様々な治療方法がありますが、頸椎椎間板ヘルニアの約2割はこれらの方法で完治すると言われております。
凄いことに、その2割の内の4分の3の人が何もしていなくても治ったというデータがあるのです。
理由として自分の身体自体が痛みを防ぐために、背骨や筋肉が椎間板を強く圧迫しないように変化することが考えられるみたいです。

私達ヒトが生まれながらに持っている自然治癒力はとてつもない能力で計り知れません。

ここで考えたいのが、完治したのに再発してしまう可能性です。
特に、自然治癒ではなく手術で治した人のほうが再発しやすいのです。

データでは手術をした8割の方が、1年も経たないうちにしびれ、痛みが復活するというのです。
それは手術で椎間板が小さくなり、緩衝材の役割を担えなくなってしまっているからです。

結論としては手術は最終手段であって可能な限り対処療法での完治を目指すのが良いのです。

 

ヘルニアにならない予防法

今後二度と頸椎椎間板ヘルニアを再発させないために、一度もならないことが理想ですが、そのためにも普段のライフスタイルを少しずつ見直していきましょう。

寝る時の枕選びは大切です。
一日の3分の1から4分の1は寝ている時間です。
そう考えると枕がどれだけ頸椎にとって大切か分かりますよね。

また事務職で座っている時間が長い方は机の高さや椅子の高さが適正かどうかなど今一度考えてみてください。

スマホいじりが好きな方は特に要注意です。
長時間下を向いていると、段々とストレートネックになってしまい、最終的に頸椎椎間板ヘルニアになってしまう可能性大です。

辛い思いをする人生は誰でも嫌ですよね。
一生に一度の人生を満喫するためにも、常日頃から正しい姿勢を心がけてください。
決して難しいことではないはずです。

この記事を読んだことが、ライフスタイルを見直すキッカケになることを心から願います。

 

『頸椎椎間板ヘルニアと診断された方へ。完治するための方法。』のまとめ

頸椎椎間板ヘルニアは完治できます。
完治はしますが、そのあとの行動ひとつひとつがとても大切です。

再発しないために、自分自身が変わる努力をしてください。

自分だけでは難しいと思うのであれば、その時は私達カラダラボに頼ってみてくださいね。

 - ヘルニア 改善