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足の付け根のリンパ節。熱をもっているととんでもないことに

      2016/11/09

足の付け根のリンパ節。熱をもっているととんでもないことに

足の付け根には大きなリンパ節があります。
リンパの役目は余分な水分や老廃物や細菌などを回収すること。
それが腫れて熱をもってしまうのは、異常発生のサインかも。
今回は足の付け根のリンパについてまとめてみました。

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足の付け根のリンパとは

足の付け根に痛みが出たら、筋肉の痛み、関節の痛み、もしくはリンパの痛みかもしれません。

普段から特に不調なく過ごしてきた方だとこのどれかに当てはまるかもしれません。

その中でもリンパの痛みは年齢性別関係なく痛くなる可能性があります。

それはリンパの役割を理解すればうなずけると思います。

詳しくリンパのことを理解している方はどれだけいらっしゃるのでしょうか?

私達の全身には、リンパ管がくまなく張り巡らされています。

そのリンパ管の中を流れるのがリンパ液です。

リンパ液は各細胞から出た静脈では運びきれない水分や老廃物、細菌や病原体を運びます。

リンパ管の通り道には何百ものリンパ節があります。

リンパ節ではリンパ液をろ過する役目があり、ここで細菌や病原体をリンパ球が退治しているのです。

場合によっては、ろ過が追い付かず病原体をせき止めることで、炎症を起こし、熱をもって腫れあがったり、痛みが出てしまったりするのです。

足の付け根のリンパ節を鼠径部リンパ節と呼びます。

足に水分が溜まりむくみやすい人は鼠径部リンパ節の流れが滞っていることが考えられます。

 

足の付け根の熱くないしこりの原因

足の付け根にはリンパ節の腫れと間違えてしまうようなしこりが出来ることがあります。

どれも熱をもつような感じではありません。

いくつかご紹介します。

 

①脂肪腫

脂肪組織でできた良性腫瘍です。

結構頻繁に見られる病気なのですが、実はまだ詳しく原因解明されていないのです。

40から50代の女性がなりやすい病気です。

こりこりしたしこりは触っても痛くありません。

基本は経過観察になりますが、目立つ場所で気になる方は手術して取り除くことが出来ます。

極まれに大きくなったり、痛みがでることがあります。

それは良性腫瘍が悪性腫瘍に変わってしまった可能性が疑われますので、直ちに病院で検査してもらいましょう。

 

②鼠径ヘルニア

良く言う脱腸のことです。

男性がなりやすく、立ち上がったりお腹に力を入れたりした途端に、足の付け根にしこりが現れます。

腹膜や腸が筋膜の間から出てきてしまうのです。

出てきたシコリは押すと戻ることが多いのですが、万が一押しても戻らない場合は命の危険性が出てきますので、早急に治療してください。

 

③粉瘤(ふんりゅう)

表皮に袋が出来て、垢などの老廃物が溜まってしこりになる病気です。

健康上は問題ないのですが、一度出来ると手術で取り除かない限り大きくなる一方です。

できるだけ小さいときに切除することをオススメします。

粉瘤はしこりの真ん中に黒い点が出来ますので自分でも判断しやすいと思います。

 

足の付け根のしこりが熱いのは

最初に説明しましたが、足の付け根のしこりのほとんどは年がら年中誰でも起きる可能性のあるリンパ節の腫れによるものです。

足の付け根と同じように首すじのリンパ節も体表に近いので腫れを感じやすいところです。

リンパ節が腫れるのは、細菌や病原体を退治しようとする正常な反応です。

例えば、風邪を引くとのどの奥が赤く腫れたり首すじが腫れたりするのはリンパ節でリンパ球が菌と戦っているからなのです。

足を怪我したら、傷口から細菌が入り、足の付け根のリンパ節が腫れることは当たり前なのです。

通常のリンパ節の腫れは炎症して腫れるので、熱を帯びて痛いのですが、まれにリンパ節が腫れてしこりがあるのに痛みが全然ない場合があります。

これは要注意です。

これに当てはまる場合は悪性リンパ腫である可能性が疑われます。

悪性リンパ腫は、リンパ節の中のリンパ球が癌になってしまう病気です。

唯一自分で発見できる癌と呼ばれていて、しこりは5~10㎝にまで大きくなるのです。

また骨肉腫という骨に癌が出来る場合もあります。

股関節に出来る割合は多く、股関節痛と間違えてしまいやすいのでこちらも要注意です。

 

リンパ節に熱があってもなくてもすぐ病院へ

ここまで足の付け根の腫れやしこりについて疑われる病気を紹介してきました。

痛くても痛くなくても、足の付け根にしこりがあるのは不自然であり、気になりますよね。

ここでは先に説明した病気の対処法についてご紹介します。

 

リンパ節の腫れ

リンパ節の熱をもった腫れは何度も説明したように、細菌や病原体とリンパ球が戦っている証拠で正常な反応です。

経過と共にしぼんでいきますので問題ないでしょう。

 

粉瘤(ふんりゅう)

垢が袋に溜まり続ける粉瘤は、基本的に良性なので問題視することはそれほどありませんが、一度出来ると消えることなくどんどん大きくなっていきます。

大きくなりすぎると股関節の可動に影響してくることが考えられますので、しこりが2㎝を超えない内に切除したほうが良いでしょう。

 

鼠径ヘルニア

この脱腸はお腹に力を入れる力仕事や便秘になっている男性に起こりやすいです。

姿勢を変えたり、手で押すと元に戻るので、放置しやすいのですが、一度なると再発しやすいですし、戻らなくなるとそこが壊死してしまい、腸閉塞や腹膜炎になり命に関わることにまでなりまねません。

一度でもなった方は、放っておかずに病院で検査することをオススメします。

 

悪性リンパ腫

足の付け根に押しても痛くないしこりが出てきたら要注意です。

同時に、寝汗が止まらないことや極端に体重が落ちた場合は癌に侵されている可能性があります。

進行が早いと手遅れになることも考えられますので、早急に病院で検査してもらってください。

 

普段からリンパの流れを良くしよう

普段からリンパの流れを良くしておくと、いざという時にリンパが最大限働けるようになります。

リンパの流れは重力の影響を非常に受けやすく、足のリンパは日中起きて生活をしていると特に滞りやすい部位となります。

リンパは余分な水分を運ぶので、滞ると足がむくみやすくなってしまいます。

足には膝裏と足の付け根の鼠径部に重要なリンパ節が存在しています。

この二か所をしっかりと流れるようにマッサージしましょう。

足先からふくらはぎまでゆっくり優しく膝裏に導くようにマッサージしてください。

その後は膝裏から足の付け根に向かってゆっくり絞り上げるように流します。

リンパは強く圧迫したり揉んだりする必要は全くありません。

体育座りのような姿勢でマッサージするのが楽だと思いますが、足の付け根を曲げすぎて圧迫しせき止めないように注意してください。

せっかく足先から上がってきたリンパ液が足の付け根に滞ってしまいますから。

最後に鼠径部のリンパ節をやさしくポンプするように圧を加えると足のリンパはキレイに流れていきます。

足のリンパマッサージは冷えとむくみ解消に打ってつけですが、怪我や感染症の疑いがあり、リンパ節が熱をもっているときは、リンパ節で大事なろ過作業がありますので、マッサージは控えるようにしてください。

 

まとめ【足の付け根のリンパ節。熱をもっているととんでもないことに】

足の付け根はリンパの大事な通過点です。リンパが腫れるのは正常なことですが、まれに違う病気であったり、痛みがないと悪性リンパ腫であったりする可能性が出てきます。

足の付け根が腫れてしこりを感じたら、この記事で症状を照らし合わせて心配であれば病院ですぐに検査するようにしてください。

また、健康であれば普段からリンパの流れを促せるようにマッサージを取り入れることをオススメします。

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