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肩が亜脱臼を繰り返す。テーピングで何とかなるもの?

      2016/11/09

肩が亜脱臼を繰り返す。テーピングで何とかなるもの?

肩関節はもっとも脱臼しやすい構造をしています。一度脱臼すると癖になって再発しやすくなるとも言われています。脱臼の一歩手前の亜脱臼は完全にスポッと抜けているわけではないので、動かすことが出来ますが、激痛を伴うものです。そんな辛い思いをしないためにも適切な処置を施す必要があります。今回は肩の脱臼や亜脱臼でのテーピングやトレーニングなどの対処法をまとめてみることにします。

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肩の脱臼と亜脱臼の違い

亜脱臼という症状をご存知でしょうか。

関節の脱臼というのはよく耳にしますが何が違うのかわからない人も多いのではないでしょうか。

どちらの症状も関節に必要以上の負担がかかることで起きます。

関節から骨がどの位ずれるかによって、捻挫、脱臼、亜脱臼の3つに分けられます。

 

例として肩について説明します。

肩は上腕骨を肩甲骨と鎖骨で支えていますが、それだけではすぐに上腕骨が外れて垂れ下がってしまいます。

その為、上腕骨を支える組織として関節の動きを良くする関節包、骨を支える腱版、および靭帯があります。

 

それぞれの症状について説明します。

捻挫は、関節包や腱板、靭帯が損傷しているが、関節の位置は正常に保たれた状態を言います。

脱臼は、関節包や靭帯がより激しく損傷している状態で、関節の位置を正常に保つことができなくなることによって、上腕骨が完全に外れてしまった状態を言います。

これらに対して亜脱臼は捻挫より炎症は激しいものの、靭帯は脱臼ほど損傷していない為、上腕骨がかろうじてぶら下がっている状態を言います。

関節は何とか靭帯とつながっていますが、正常な位置からは外れています。

これらは肩だけではなく、ひざ等の他の関節でも起こることであると言われています。

 

肩を脱臼、亜脱臼したらどこで診てもらう?

多くの人は、関節がずれたりしたら動揺してしまい、何科に行くべきなのか即座に判断できない人もいると思います。

この場合は整形外科に行けば治療してもらうことができます。

ただし亜脱臼の場合、病院に行く前に治ってしまうことがまれにあるので、慌てずに行動することが大切です。

 

最も起こりやすいのは肩の関節が外れる症状で、比較的若い人によく見られます。

どのような人がなりやすいかと言うと、格闘技やそれに近いスポーツをする人です。

しかも一度起こると再発しやすい為注意が必要です。

特に10代で肩の関節が外れた経験をした場合、中年になってから初めてそうした経験をした人よりも繰り返し脱臼することが多くなることがわかっています。

もし家族がラグビーや柔道のようなスポーツをしている場合、肩などの関節が外れるようなことがあったら何科の病院に行けばよいか、しっかり伝えておきましょう。

怪我をした場合、痛みやショックのせいで冷静な判断ができなくなり、何科の病院に行ったらいいか落ち着いて考えにくくなると想定されるからです。

病院で脱臼の治療が行われる際、患者の職業によって治療の方法が違う場合があります。

例えばデスクワークの人であれば温存療法で、スポーツ選手であれば外科手術でという感じになります。

 

肩の亜脱臼にはテーピング

スポーツによって肩を脱臼した場合、患部をテーピングで固定することで再発を防げます。

伸縮テープは両端が剥がれ易いため、角を丸く切って貼ります。

持ち方としては人差し指・中指・薬指を使って、テープの張力を一定に引き出して貼ります。

この時シワやたるみが生じてしまうと効果が弱まる可能性があります。

脱臼は腕を前後に動かすことで関節が痛み、再発し易くなります。

そのため肩よりも腕を意識して持ち上げ、肩に掛かる負担を軽減させなければなりません。

肩の外転や外旋を制限をすることは、他の怪我の予防にも有効です。

患者は椅子に座り、腰に手を当てて待機します。

正しい巻き方として、まず、上腕部中央から上腕部内側を通り、後ろから前に貼ります。

次に、鎖骨の端下を通り、胸の中央付近まで引っ張りながらしっかり固定するように貼ります。

肩関節の脱臼は習慣になりやすく、再発の恐れがありますが、テーピングはその予防としても有効です。

また、前方に外れる確率が非常に高いため、伸展・外転・外旋などの動作を制限する目的で巻きます。

怪我の予防として使用する場合、スポーツをする直前に貼り、汗で蒸れて剥がれ易くなるため、スポーツ後に貼り直します。

使用するテープは伸縮テープやホワイトテープが使い勝手が良く適しています。

手軽な巻き方としてX線状にサポート貼りした後アンカー巻きを行い、外転抑制テープを巻いた後、さらにアンカー巻きを行います。

 

テーピングと併せてトレーニング

スポーツ経験者であれば、脱臼をしたことがある方もいるでしょう。

その痛みは相当なものです。

一度脱臼してそれが癖になってしまう症状を反復性肩関節脱臼といいます。

この症状ではくしゃみをしただけでも外れることがあり、日常にも支障をきたしてしまいます。

しかし、リハビリを行うことで発症前と変わらない状態へ改善できます。

リハビリはゴム製のチューブ(80センチぐらい)を使って行います。

まずチューブを肩幅の長さぐらいに持ち、脇を締めて外側へ伸ばす動作を20回繰り返します。

肩は動かさず肘から下を動かすようにします。

次にチューブを柱に結びつけ、脱臼した方で脇を締めつつチューブを身体の方に引っ張る動作を20回繰り返します。

これらは肩関節のインナーマッスルを鍛え、肩を外れにくくします。

それだけでは不十分なので、合わせてストレッチを行います。

まずはチューブを頭の上に上げて限界まで伸ばし、その姿勢を10秒間保ちます。

腕が痛むことがありますが我慢してその体勢を持続してください。

ゆっくりと腕をおろすようにします。筋肉の緊張がほぐれて腕が上がりやすくなります。

また頭の後ろで腕を組んで壁に肘をあてて、10秒間じっくり体重をかけて肩周辺の筋肉をほぐします。

あまり力みすぎると外れることがあるので、無理をせず実施します。

リハビリの期間は毎日5分~10分、3ヶ月位でほぼ改善し6ヶ月実施すれば強化され脱臼の恐れがなくなります。

 

肩の亜脱臼は予防しよう

亜脱臼の予防法1:運動前の全身の柔軟体操

体の柔軟性を高めると関節の筋肉も柔らかく、伸びのある筋肉になります。

それに伴い筋肉や関節を支えている靭帯も関節の動きに合わせて柔らかく伸びのある動きができる様になります。

結果として亜脱臼の予防につながります。

 

亜脱臼の予防法2:日常生活における動作を改める

枕が合わずに腕を後方にひねりながら就寝していると肩関節が亜脱臼を起しやすくなると言われています。

また、体のバランスが悪くなるような姿勢、右利きの人が右腕ばかり使用する、走るとき同じ足で踏み込むなどと、同じ関節に負担がかかるような動作をする事で関節が外れやすくなる事があります。

対策としては枕を変えて腕を体の前方に出して寝るようにする、走るときに踏み込む足を交互に変えて膝の負担を減らすなど日常生活で気をつけることにより、可動している関節に負担がかからない様に気をつけるです。

 

亜脱臼の予防法3:サポーターで無理な動きを予防する

膝や肩に痛みはないものの何となく不安を感じることがあるかもしれません。

そういう場合は亜脱臼予防のためにサポーターで無理な動きを予防する方法があります。

スポーツや仕事で膝や肩を動かす事が必要な人が不安を感じる時は、サポーターを使用しましょう。

ですが、スポーツで接触したり負担がかかるような動きはできるだけ避ける事も亜脱臼を起さない為に必要です。

 

肩の亜脱臼は自分で治さないこと

肩を脱臼した際の処置としてその場で治してしまう方がいますが、それは一番やってはいけません。

 

「自分で整復する」ことは絶対やってはいけません。

 

骨折や脱臼した関節を元の正常な位置に戻すことを整復といいます。

野球やテニスなどのスポーツをしていて脱臼してしまう人がいます。

中には癖になって繰り返し発症してしまう人もいます。

私の経験談ですがプールに行ってウォータースライダーをやった時に肩を脱臼したことがあります。

その時、偶然自分自身で整復してしまったのですが、後日整形外科に行った際医者にとても怒られてしまいました。

肩を脱臼したと感じても、裸になって上半身を観察してみると、脱臼をしていない事が意外とあります。

両側の肩を比較してみると、脱臼している方は肩幅が狭くなり、肩の外側の丸みがなくなっています。

そういう症状が見れた場合は脱臼したと判断して良いでしょう。

できればすぐに整形外科に行き、専門家に診てもらった方が賢明です。

外部から力が加わって脱臼した際、複合的に骨折していたり、靭帯や血管を損傷していることがあり素人が整復するのは極めて危険です。

自己判断はさらに悪い方向に導いてしまう可能性があるため、絶対にやめましょう。

 

肩の亜脱臼はしっかりと治しましょう

肩の脱臼は癖になると厄介です。

普通の生活をしていて肩が外れるようになったら、手を伸ばすのさえ怖くなって何も出来なくなってしまいますよね。

そうならないためにも、しっかりとテーピングで固定したり、リハビリで正しい動作と筋肉を身に付けるようにしてください。

リハビリ期間をしっかりと乗り越えれば、その後の不安は必ず無くなりますからね。

 - 肩 痛み