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腎臓に病気がないか検査をしたい。何科に行けば良いの?

      2016/11/30

腎臓に病気がないか検査をしたい。何科に行けば良いの?

腎臓の病気は、初期症状がほとんど自覚できないという特徴があります。
臓器の中でも特に大切な腎臓。体のむくみが続くようでしたら、詳しい検査をしましょう。
検査を受けるのに、何科に行けば良いか分からない方もいると思います。
今回は、腎臓についてや何科が良いのかなどを解説していきます。

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腎臓の検査は定期的に

腎臓の病気の多くはとくにからだの症状がないまま進行してしまいます。

腎臓のはたらきが悪くなると、吐き気、食欲がない、浮腫(むくみ)、高血圧、だるさ、息苦しさなどの症状があらわれますがこのような症状がでる場合はすでにかなり進行した状態になっています。

腎臓の病気の特徴は、特有の症状が比較的少ないことです。

しかし、尿の異常は腎障害を知らせるサインです。

多尿、頻尿(とくに夜間)または少量の乏尿、血尿、泡立つたんぱく尿は腎臓の病気の可能性があります。

腎臓病を疑う症状には浮腫(むくみ)と脱水があり、むくみとは皮膚の下に余分な水分がたまった状態をいいます。

このような症状は尿に大量のたんぱくが出るとあらわれます。

寝ていると顔やまぶたがむくみ、立っていると両足に強くむくみがでます。

靴が窮屈、靴下のゴムのあとが足に残るなどで気づくことが多いです。

逆に脱水はのどが渇く、皮膚が渇く感じがするなどの症状がでます。

腎臓から水分(塩分)が漏れている場合に起こります。

病気は早期発見早期治療が原則ですが、腎臓の病気も例外ではありません。

遅れれば遅れるほど腎臓のはたらきは悪くなり元に戻りにくくなっていきます。

このため、定期的な検査で検尿を確実に受けることが重要です。

ところで腎臓の検査は何科で診てもらうべきでしょうか?

 

腎臓の病気は何科?検査の内容は?

腎臓の病気は癌や結石など手術で取り去ることで治癒する泌尿器科(外科)的疾患とその他の内科的疾患に分けられます。

内科的な腎疾患は、腎臓だけに病気が生じる場合(急性・慢性腎炎や腎盂腎炎など)と、別の病気により腎臓に障害が生じる場合(糖尿病性腎症や高血圧による腎硬化症など)があります。

さらに腎臓内部にある糸球体に障害が起こる場合、尿細管と尿細管の周りの疾患、血管の病変による腎疾患に分けられます。

側腹部のしこりや痛みがあり特に血尿も同時にあらわれている場合、腎臓の腫瘍(腎がん)を疑う場合は泌尿器科での検査が必要です。

高熱と背中の痛みがある場合、特に排尿の時の痛みと嫌な感じ、尿がにごっている場合は腎臓の急性感染症で急性腎盂腎炎を疑います。

腎臓病が進行して末期腎不全となった場合は尿毒症といわれる全身症状が出てきます。

体調が悪い、食欲がないなどの特徴がない症状から心不全や肺に水がたまることで息苦しさがある、吐き気、嘔吐などの消化器症状、意識がもうろうとする脳の症状、手足がしびれるなどの神経の症状といった多くの症状があらわれます。

これらの症状がある際は腎臓・透析の専門病院を受診します。

14歳までの子どもは小児科を受診します。

 

腎臓の検査の結果

何科であってもまずは尿検査をするでしょう。

腎臓の病気があるかどうかは、たんぱく尿と潜血が陽性か否かで判定できます。

加えて血液検査で腎臓のはたらき(腎臓能)が悪くなると値が上がる尿素窒素とクレアチニンを測定すれば見逃すことはありません。

尿素窒素とクレアチニンのほかに病気の原因を探すために補体や、自己抗体などをみる検査や悪くなった腎臓のはたらきの影響をみるため電解質異常や貧血の程度をみる検査をします。

これらの検査で腎臓病であること、重症度が分かれば、さらに次のような精密検査をします。

腎の排泄能(クレアチニン・クリアランス)、尿細管機能検査など腎臓のどの部分がどの程度悪いかを知るための検査です。

腎臓のはたらきが悪くなると血液中のクレアチニン濃度が高くなるのでクレアチニンを測定すれば腎臓の状態が分かりますが腎臓のはたらきが半分近くまで低下しないとクレアチニンが高くなりません。

その他腎臓の組織をごく少量採取して病理組織標本をつくり顕微鏡で観察する腎生検が行われます。

腎生検は正確な診断や治療方針をたてるために行われます。

 

何科?ではなく定期健診で血液や尿の検査を

腎臓などのからだの異常を発見して病気の予防をするために年に1度は健康診断で検査を受けましょう。

何科と迷うことなく、色々な検査項目を受けることが出来ます。

心臓病、がん、高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風など生活習慣病の多くは初期の自覚症状が少なく症状があらわれたときにはかなり進行しているといえます。

そのため定期的な健診によってからだの異常を早期に発見することが大切です。

健康診断の検査項目は、身体測定、尿検査、血液検査などです。

健康診断には、市区町村などが行う地域健康診断と職場で実施される職場健診があります。

地域健診はある年齢以上を対象にした健康診査やがん検診、例えば肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がんなどです。

これらは無料または1部負担で受けられます。

職場健診は毎年決められた時期に通知されます。

健康診断後に通知される検査結果には必ず基準値があります。

健診や人間ドックで示される基準値はひとつの目安です。

数値が目安の範囲からはずれていてもすぐに病気というわけではありません。

個人差の大きい検査項目もあり、個人の健常値の把握が必要で数回にわたる健康診断の結果が基準になり、今後の判定基準が正常かどうかを判断します。

人間ドックは通常の健康診断より検査項目が多くより細かくチェックできます。

病院、診療所、人間ドック専門施設などで実施しており費用は自己負担となりますが、所属する健康保険組合によって全額または一部を補助する場合があります。

 

何科が良いの?と思う前に!腎臓に良い食事を!

からだのためにたくさん食べた方が良いと思いがちですが食べ過ぎは逆効果です。

高エネルギー、高たんぱくの食生活は腎臓に大きな負担をかけてしまいます。

若くて健康でも食べ過ぎには注意が必要です。

ではどのようなものを食べれば腎臓に良いのでしょうか?

たんぱく質はからだに重要な栄養素です。

少しの量でも良質なたんぱく質を摂れるよう、食材を選んで食べます。

たんぱく質はアミノ酸で構成されており、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んだ食品が良質なたんぱく質といえます。

肉や魚などの動物性たんぱく質、大豆や豆腐などの植物性たんぱく質はアミノ酸バランスのよい良質なたんぱく質です。

また腎臓を守るためにはカリウムが必要です。

カリウムはナトリウムの排泄を促し血圧が高くなるのを防ぎます。

カリウムが不足すると水分循環がおかしくなり血圧が上がりむくみを引き起こし腎臓に悪い影響を与えてしまいます。

カリウムは果物(バナナやリンゴ)、緑黄色野菜(ピーマン、人参、きゅうり、レタス)などに含まれます。

たんぱく質やカリウムは腎臓に必要な栄養素ですが、「量より質」を心がけ必要なだけ栄養をとるようにしましょう。

腎機能が低下した腎不全状態の場合はカリウム摂取が制限されます。

食事のバランスが良くなれば、腎臓の検査でも異常な数値が出ることはなく、何科で診てもらおうか迷う必要もなくなることでしょう。

 

腎臓に悪影響を及ぼす食事

塩分を摂り過ぎると血圧が上がり腎臓を痛めます。

そのため血圧が上がらないように注意することが大切です。

もちろん、すでに高血圧だという人は下げる必要があります。

日本には塩辛い食品が多く、濃いめの味の食べ物に慣れてしまっています。

減塩がからだに良いと分かっていても薄味だと物足りなく感じてしまいます。

とくに外食ではラーメンなどの汁は塩分がたっぷり含まれていますし煮魚の煮汁や漬け物などは控えましょう。

天ぷらなどは少し衣をとって残すなど調節が必要です。

またお酒の飲みすぎは肝臓だけでなく腎臓にも良くありません。

アルコールは腎臓に良くない尿酸の排泄を妨げます。

飲むのであればビール以外のアルコールを選び適量を守りましょう。

ビールに多く含まれるプリン体は尿酸となり腎臓で結晶化しやすく沈着し腎臓に障害を与えます。

プリン体はビールのほか、レバー(内臓類)、魚卵、小魚などに多く含まれます。

これらを摂る際は尿酸をとけやすくする海藻と一緒に摂るよう心がけます。

生活習慣病である高血圧や糖尿病をもっている人は腎臓に障害を起こしやすいです。

糖尿病性腎症になると糖尿病の治療である血糖値のコントロールをしながらたんぱく質や塩分の摂取制限が必要になります。

普段から生活習慣病を防ぐよう注意し健康診断などの検査で血糖値や血圧などに異常があれば早めの治療で合併症としての腎臓病を防ぎましょう。

 

腎臓の異常は検査によって気づくものです

毎年しっかりと定期健診をしていると数値の変化に気づきやすいですが、検査をしたことがない、忙しくて出来ないと避けてきた方は一度精密検査を受けることをオススメします。

腎臓が病気になっていたら、どうしますか?

手遅れだと諦めますか?

そんなことにならないためにも検査を定期的に受けるようにしてください。

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