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ヘルニアの手術に100%はあり得ない?失敗することも多い?

      2016/11/09

ヘルニアの手術に100%はあり得ない?失敗することも多い?

ヘルニアと言えば腰椎椎間板ヘルニアを指すことが多いです。ヘルニアの治療にはまずは対処療法が選択されますが、最終的には手術になることもあります。しかし、その最後の頼みの手術ですら完治しないことが多いのが現実です。失敗に終わるのは手術に原因があるのではなく、根本原因が他にあるのかもしれませんね。今回はヘルニアの手術とはどういったことなのか考えてみたいと思います。

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ヘルニアの手術をしても良くならないのは失敗のせい?

腰椎椎間板ヘルニアの診断や、特に手術にはいくつかの難しい問題があります。

手術でヘルニアの突出部を摘出しても、神経圧迫部がきちっと除去されていなければ改善しないのです。

つまり、手術でヘルニアの突出部が摘出されたとしても、神経の圧迫がきちんと取り除かれていなければ症状は改善しないのです。

例えば、ヘルニアの一部が取り残され神経を圧迫し続けている場合や、狭窄症にヘルニアが合併している場合、ヘルニアを摘出したものの狭窄症が残っていると、神経はまだ圧迫されていて手術は完全と言えません。

いわゆる失敗です。

このように、ヘルニア手術の失敗原因は上記した以外にも多くあります。

そのためにヘルニアの外科手術への信頼が向上しないのです。

腰は大事なところなので、しっかりと治療したいところです。

腰椎手術の成功は、外科医の診断力と技術力と常々言われているのは、そのような理由からです。

外科医の診断力と技術力が確かなら、ヘルニアは必ず治せます。

 

ヘルニア手術は診断が困難で失敗に終わることもある

ヘルニア手術が失敗と感じやすい理由の一つ目は、MRIやCT等の画像で診断されたヘルニアが、患者の自覚症状の原因であるとの確定が難しいことです。

不思議なもので、ヘルニアの患者は検査をすると、複数のヘルニアがMRIで見つかることが多いです。

この場合、どのヘルニアが患者の訴える症状の原因であるかを知ることは、容易ではありません。

と、言うのも、症状を伴わないヘルニアが存在することが多いのです。

症状の原因ではないヘルニアをいくら手術しても、症状は改善しません。

手術は失敗と言えます。

二つ目は、ヘルニアは脊柱管内、椎間孔内、椎間孔外といくつかの部位に起こり得ます。

脊柱管内のヘルニアは検査画像に現れるので診断しやすいですが、椎間孔内や椎間孔外のヘルニアはよく見落とされがちです。

特に椎間孔外の超外側型ヘルニアにその特徴があります。

事実、受診される患者の中には、他医で診断のつかなかった「超外側型ヘルニア」の患者が多いのです。

また、手術を受けたものの症状が良くならなかったという患者にも、超外側型が多いという特徴があります。

実はこのように、ヘルニアは部位診断、つまり、症状の原因がどのヘルニアかの判断が難しいのです。

手術の対象部位に間違いがある場合には、当然のことながらその手術で症状が改善することはありません。

すなわち、手術は失敗に終わってしまいます。

失敗を恐れて手術しないなら、保存療法をとことん試そう

ここではヘルニアの保存療法を説明していきます。

手術の失敗を恐れるなら、まずは対処療法をすべきだと思います。

 

1.「鎮痛消炎剤」を始めとする内服薬

痛みに対して鎮痛と消炎効果のあるNSAIDsと呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬を使用します。

座薬のものもあり、NSAIDsで全く効果が得られない場合、別の疼痛薬剤(リリカやトラムセット等)を用いることで疼痛が軽減し手術を回避できる事例も多いです。

軽症であれば結果としてこの鎮痛消炎剤と筋肉の緊張を緩める筋緊張弛緩薬を併用することで、椎間板ヘルニアによって生じた炎症が一度消退し、手術をしなくてもいい場合もあります。

 

2.神経ブロック

保存療法の一つで神経やその周辺に局所麻酔薬を注入し、神経の炎症をおさえて痛みをなくす方法です。

万一、その後のブロック効果がいまひとつでも、症状の再現性さえ確認できれば、その神経を圧しているヘルニア部位特定ができるので手術部位が特定されます。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、仙骨と呼ばれる骨盤尾てい骨に近い部分や腰のあたりに注射し、硬膜外腔へ局所麻酔薬を注入します。

それぞれ、仙骨硬膜外ブロック、腰部硬膜外ブロックと呼ばれ、鎮痛消炎剤でも痛みが抑えられないような強い痛みに対して行われます。

 

3.理学療法(牽引や温熱療法)

リハビリ室で器具を使って腰をひっぱる牽引や、腰部マッサージや温熱療法などといった物理療法、理学療法士の指導の下で体幹強化を行う治療です。

これらは炎症が強いようなひどく痛む時期が過ぎてからの施行が望ましいといえます。

 

日常動作を見直せば、手術不要になれる

最近では椎間板ヘルニアの多くは手術しなくても回復できる可能性があるいうことが一般化してきました。

医療機関でも、70%から80%は自然回復すると認識され始めてきており、急激な症状悪化が視られる急性期でなければ、極力手術を避ける医師も増えてきました。

担当医から手術をすすめられたが手術に抵抗があるという場合は、セカンドオピニオンを受けることを考えてみるのも一つです。

椎間板は身体を支える主軸のひとつです。

手術によっては脊髄近くまでメスが入ることを考えると、後遺症などのリスクを考えざるをえません。

医療技術の進歩でリスクは減ってきていますが、手術を受ける人間の身体の構造は何も変化していませんし、リスクがゼロになった訳ではありません。

また、先述したように、手術失敗の可能性もあります。

ですので、「保存療法」という考え方が成り立ちます。

痛みを軽減し、炎症を抑えながら細胞の新陳代謝による自然治癒を待つのも一つと言えます。

自然治癒による椎間板ヘルニアの回復メカニズムはまだ不明なことがが多くありますが、ヘルニア部位をマクロファージが貪食し自然吸収するという説が有力です。

古くからメカニズムははっきりしないものの、椎間板ヘルニアが自然治癒する現象は知られています。

 

隠れヘルニアの人はたくさんいる

慢性的に腰痛があったり、長時間立っていると腰が重くだるさを感じたり、座り続けているのが辛い場合、腰椎ヘルニアの予備軍になっている可能性があります。

また、腰の痛みや違和感が出ていない場合でも、歩くときに脚を出しにくい、片側の脚に痺れがあるなどの症状がある人は要注意です。

隠れヘルニアかもしれません。

実は腰椎ヘルニアが起こっていても、痛みが必ず出るとは限らないのです。

ヘルニアの初期段階では痛みもなく自覚症状が無いために、腰に負担を掛けている事に気が付かず普通に過ごせます。

ですがある日、急に激しい痛みに襲われるという場合があります。

このように自覚症状のないものを隠れヘルニアと言います。

そして意外かも知れませんが、ぎっくり腰は危険サインです。

ぎっく腰を繰り返している人は、既に腰椎ヘルニアになっている可能性が高いです。

それぞれ症状に思いあたる人は早めにしかるべきところへ相談するよう心がけましょう。

そこで最初から手術を宣告されることはないですが、失敗の可能性を考えて、まずはあらゆる保存療法をやっていきましょう。

 

手術はあくまで最後の砦として考えましょう

前述したように、多くは自然治癒により時間と共に改善される椎間板ヘルニアですが、それでも、緊急に手術する必要がある場合もあります。

排尿障害・排便困難などの膀胱直腸障害、持続的な強い痛み、高度の下肢の麻痺などです。

椎間板ヘルニアの手術については、残念ながら手術が成功し治っても再発の危険性があります。

自分自身の生活習慣を見直さねば再発する危険性が十分あるのです。

再発したことによって、あの手術は失敗だったと思わないでください。

決して手術のせいではないはずです。

再発を防止するには、「何が原因で椎間板ヘルニアを起こしたのか」を、一度じっくりと考えてみましょう。

生活習慣に原因がある場合、生活様式を根本から見直してみる必要があります。

床主体の畳間の生活からテーブルにしたり、布団を敷いて寝ていたのをベッドにするなど色々とあります。

座りっぱなしが多い場合、適度な運動や持続した姿勢を保たないなども一つです。

「正しい姿勢に取り組む」ことも椎間板ヘルニアの再発を防ぐ上で、非常に重要なポイントのひとつと言えます。

 

自分の生活を見直しましょう

先ほども述べましたが、手術したからといって根本的な原因が生活習慣にあったとしたら、再発するでしょう。

つまりは生活習慣の見直しこそが手術に変わる治療法と言えるのではないでしょうか?

椎間板に負担をかけない生活を送れるようになったら、自然と痛みが無くなり回復するのです。

この記事を読んで手術の失敗を恐れるよりも、前向きに生活習慣を変えていっていただきたいと思います。

参考にしてください。

 - ヘルニア 改善