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靭帯の再建手術をお考えの方へ。費用・入院・リハビリ期間

      2016/12/21

靭帯の再建手術をお考えの方へ。費用・入院・リハビリ期間

靭帯は断裂してしまうと再生することはありません。
部分断裂なら保存療法を選択することもありますが、完全断裂した場合は手術という選択肢も視野に入ります。
手術を選択した場合、どれだけの費用や入院期間、そしてリハビリ期間が必要か前もって知っておきたいですよね。
復帰に向けて計画的に行動していきましょう。

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どこの靭帯が損傷しやすい?

まず靭帯の手術の費用が気になるところですが、靭帯の状態によっては手術にならないかもしれませんので、一度確認していきましょう。

「靭帯断裂」と「靭帯損傷」の違いについてです。

簡単に言えば、靭帯断裂は「靭帯が完全に切れてしまっている(断裂)している状態」で、靭帯損傷は「靭帯の一部が切れている(損傷)している状態」です。

断裂と損傷は大きく違うように思いますが、症状自体は大きく変わる事はないと言われます。

骨と骨をつなぐ筋肉のところ(靭帯)で起こりますが、「肘」「足首」「膝」「手指」などが代表的です。

 

「膝靭帯損傷」

断裂時に激しい痛みを覚えます。

膝の靭帯は非常に強い組織ですが、あまり伸びない構造になっています。

そのため、膝靭帯損傷に関しては、損傷といっても靭帯が切れてしまう事を指します。

靭帯が切れる音がした後、突然の痛みが生じ、2、3週間は痛みに悩まされます。

痛みが引いた後は、患部が腫れる事も少なくありません。

 

「膝前十字靭帯断裂」

靭帯断裂によって靭帯が切れているため、動くときに違和感を感じます。

十分に動けないのを我慢して再び運動を行おうとすると、靭帯断裂の部分がガクッとくることもしばしばです。

こういった症状は発症してから2、3週間で消え、その後は少しずつ動かせるようになっていきます。

靭帯断裂は、基本的に放置していても改善しにくいだけでなく、様々な2次的症状も起こる場合があります。

特に膝は、普段から使うので、治療しないと半月板(関節と関節のクッション)がすり減り、最悪の場合、そこを切除する事になります。

 

靭帯損傷・断裂の手術を受ける判断基準

靭帯断裂と診断された時の治療法は主に2つで、「保存療法」と「外科手術」があります。

靭帯の断裂具合や場所によって総合的に判断し治療を行います。

放置していると、症状が悪化する可能性がある場合は外科手術が取られる事が多くなっています。

手術費用は高そうですが、保存療法ですとそれほど費用は掛からないのではないでしょうか。

 

「保存療法」

断裂具合があまりひどくない場合や他の部位に影響を及ぼさないと判断されたときに、ギプスやサポーターによって患部を固定し、自然回復するのを待つ療法です。

治療中は筋肉が衰えないように様々なリハビリが行われる事もあります。

その際、患部が痛まない程度のトレーニングを行い、靭帯が回復したときにその部分を問題なく動かせるようになる事を目指します。

 

「外科手術」

靭帯が完全に断裂している場合や靭帯だけでなく他の部位も損傷している場合、保存療法だと、その後その部分が変形し、日常生活を違和感なく過ごす事が出来なくなってしまいます。

その場合行われる外科手術では、「靭帯再建術」というのが行われます。

患者の腱の一部を切り取り、模倣靭帯を作り、それを断裂箇所に移す、という方法が取られます。

この手術が上手くいった場合は、再びスポーツが出来るようになると言われています。

 

靭帯損傷・断裂の手術費用は自己負担?

手術にかかる費用は病院によって大きく異なります。

例えば、福岡県の「江本二一アンドスポーツクリニック」の場合は入院期間とルート数(何本の靭帯を再建する必要があるのか)で費用が異なります。

3割の自己負担額の場合は下記のようになります。

・1ルート再建…4日間入院:23万円。8日間入院:26万円。

・2ルート再建…4日間入院:28万円。8日間入院:31万円。

目安としては、3割負担で20~30万円といったところと覚えておくと良いでしょう。

前十字靭帯損傷の再建手術の場合は、「高額医療費制度」の申請・適用をする事が出来ます。

全国健康保険協会の場合、区分によっても自己負担限度額は異なるようですが、前十字靭帯損傷の再建手術代として、高額医療費を払った場合、だいたい10万前後になるようです。

詳しい金額は前述したように病院によって異なりますので、かかっている病院の主治医の先生とよく相談する事をオススメ致します。

 

靭帯再建手術費用は高額療養費制度を活用

靭帯の手術のときは高額療養費制度を最大限活用し費用を抑えましょう。

 

・月をまたがずに入院

高額療養費制度は、月の始めから終わりまでの医療費が高額になった場合に、一定の自己負担額を超えた費用が払い戻される制度です。

医師から「○日から入院するか?」と聞かれても、まず入院期間を聞きましょう。

また、「手術の結果によって入院期間が伸びる事があるか?」と聞けます。

 

・「限度額適用認定証」を用意

70歳未満で、高額な医療費がかかりそうなときには、治療を受ける前に医療保険で「限度額適用認定証」を入手します。

そうすれば1ヶ月分の医療費を払うときに自己負担額までで済みます。

用意をしていないと、とりあえずの支払いのためにお金を用意する必要があります。

 

・高額療養費制度は合算

世帯で複数人が同じ病気やケガをして医療機関で受診

一人が複数の医療機関で受診

一つの医療機関で入院と外来で受診

上記の場合は、世帯で合算でき、額が自己負担限度額を超えれば、超えた金額が払い戻されます。

…70歳未満の方の場合は、受信者別に下記により算出された額(1ヶ月)が21,000円以上のものを合算

…医科入院、医科外来、歯科入院、歯科外来に分け、 薬局で調剤を受けた場合は、薬局で支払った額を処方せんを交付した医療機関に含め計算

 

・高額療養費は2年以内に申請

支給を受ける権利は診療を受けた月の翌月初日から2年です。

2年以内であれば申請し、払い戻しが受けることができます。

 

高額療養費制度の注意点

靭帯再建手術費用などが対象になる高額療養費には注意点もあります。

高額療養費で給付されるのは健康保険がきくものだけです。

例えば、入院するときに本人の希望で個室などに入った場合には、差額ベッド代がかかりますが、これは賄われません。

また、先進医療にかかる費用は健康保険が使えず、高額療養費の対象になりません。

あとは、食事も対象外です。

入院中の食事負担は1食260円で、3食なら780円となっています。

高額療養費でいう「1カ月」とは、5月1日から5月31日など、その月の1日から月末までのことであり、5月15日から6月14日までの1カ月、という考え方はしません。

例えば、5月10日から5月31日までの入院なら、1回の上限額を負担します。

しかし、5月20日から6月10日までの入院だったら、5月にも上限額を負担、6月にも上限額を負担という事になります。

月をまたぐだけで大きな違いですが、制度上、そういう決まりなので仕方ない事です。

 

スポーツ現場へ復帰するのに焦りは禁物です。

前十字靭帯損傷の再建手術自体の所要時間は1時間〜1時間30分ほどです。

入院期間は一般的に言って、だいたい2週間前後の方が多いようです。

しかし、手術後は可動域(動かせる範囲)が非常に狭く、膝の曲げ伸ばしが全然出来ない、という状態になります。

さらに、筋力が低下し、脚がやせ細ります。

スポーツマンですと致命的ですが、まずは可動域訓練とリハビリを行います。

それらを継続して行っていき、順調に回復すれば、1週間ほどで普通に歩けるようになり、10日くらいで日常生活は出来るくらいにまで回復します。

その後も可動域訓練とリハビリ、そして筋力トレーニングを続けていきます。

1ヶ月半〜2ヶ月ほどで軽いジョギングが出来るようになってきます。

そして、12ヶ月、約1年ほど経つ頃には、ようやくスポーツ復帰が可能になります。

もちろん復帰までの期間には個人差がありますが、スポーツを完全に行えるように復帰するのには約1年かかるという感じです。

 

靭帯の手術はとにかく高額です

靭帯の手術はとにかく高額ですし、手術が出来るところも限られています。

健康保険や高額療養費制度で最小限の負担額になっても、かなりの高額が必要です。

その負担をなくすために民間医療保険があります。

万が一こういった高額医療が必要な怪我をすることを考えると、医療保険に入っておくべきかもしれませんね。

スポーツをやっている人は靭帯を痛める可能性が高いだけに加入しておいたほうが良いのでしょう。

考えものですね。

 - 怪我 故障