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椎間板ヘルニアのレントゲン画像診断は信用できるか否か!?

      2016/11/10

椎間板ヘルニアのレントゲン画像診断は信用できるか否か!?

ヘルニアは、腰椎椎間板ヘルニアや首のヘルニアなど種類が多いです。
日々、生活している中でヘルニアの名称を耳にする機会も多いと思います。
それだけ罹患している方が多いということでもあります。
では椎間板ヘルニアとは何でしょうか?
今回は、レントゲンの画像診断のみで椎間板ヘルニアの診断はつくのかを調べてみました。

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背骨と椎間板ヘルニア

人の背骨はいくつの骨でできているか知っていますか?

人の背骨は24個の椎骨と呼ばれる骨でできています。

レントゲン画像や人体模型で見たことあるのではないでしょうか?

24の椎骨と椎骨の間には椎間板と呼ばれるクッションの役目をする軟骨があり、椎間板は髄骨という中心部分を繊維輪という硬い部分が覆う構造になっています。

例えば、2枚の板が座布団を挟んでいる状態を想像してみてください。

2枚の板が椎骨とするならば、間に挟まれた座布団が椎間板にあたります。

座布団の表面の布地部分が椎間板の繊維輪で中綿が髄骨です。

では、椎間板ヘルニアとは一体どんな状態を言うのでしょう。

ヘルニア(hernia)を辞典で調べると、臓器の一部が本来あるべき腔から逸脱した状態と書かれています。

椎間板ヘルニアは、椎間板の髄骨が腫れ上がり繊維輪を突き破って飛び出した状態です。

座布団で例えれば、布地が裂けて中綿が飛び出た状態ということになります。

この飛び出た部分がヘルニアと呼ばれ、これが神経を圧迫するなどすることで激痛や痺れが引き起こされるのです。

 

レントゲン画像で見つける椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアの原因はいろいろですが、主なものとして

◯悪い姿勢による背骨の歪み

◯日常生活でのある動作

◯椎間板や骨の老化

が挙げられます。

先ず、悪い姿勢で偏った動作を繰り返すことが背骨や骨盤のずれを引き起こし、それにより背骨が傾いて椎間板ヘルニアの原因となります。

これに関しては自分の心がけ次第で予防が可能です。

予防策として日頃から正しい姿勢を意識したいものです。

次に日常生活でのある動作ですが、重いものを中腰で持ち上げたり、運んだり、腰を強くひねったり、長い時間座ったままの状態でいるなどの動作です。

いずれも背骨に負担をかける動作で、これを繰り返すことが椎間板ヘルニアの原因のひとつとなります。

椎間板は年齢とともに次第に弾力を失うと言われています。

いわゆる老化です。

弾力がなくなると衝撃や圧迫に弱くなり、髄骨が飛び出しやすくなるのです。

一方、骨の老化には加齢以外にも偏食によるカルシウムの不足により骨が変形したり骨粗鬆症になることが原因で骨が欠け、椎間板が潰されてしまうこともあります。

レントゲン画像ではこういった現象が視覚的に捉えられるのです。

 

レントゲン画像チェックすべき椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアの代表的な症状として、腰痛や座骨神経痛はよく知られていますが、臀部から足にかけてのひどい激痛が現れることが多くあります。

これは左右どちらかの下肢にのみ現れることが多いですが、ヘルニアの大きさによっては両下肢に痛みが出る場合もあります。

他に、感覚障害や冷え、筋力低下なども挙げられ、重症の場合には排尿障害や便秘、インポテンツを生じることもあります。

少しの間立っていると辛くなる。

15分程度でも椅子に座っているのが辛い。

30分以上の歩行で腰痛を感じる。

下肢がビリビリと痛む。

前屈みになると痛みがひどくなる。

下肢の感覚が鈍い。

立ち上がるのが辛い。

膝を伸ばした状態で下肢が持ち上がらない。

これらは椎間板ヘルニアによる自覚症状と言われます。

これらの症状を感じたら、一度レントゲン画像をチェックしたほうがいいでしょう。

また、先に挙げた座骨神経痛というのは病名ではなく、お尻や足、大腿後面、下肢の外側や後ろ側、足の甲まで、座骨神経の経路と分賦領域に痺れや痛みを感じる症状を指します。

 

レントゲンの画像診断のみで椎間板ヘルニアの診断はつくのか?

椎間板ヘルニアの診断にはMRIやレントゲンといった画像診断が使用されますが、画像診断で何かしらの問題が見られても、それが必ずしも痛みの原因でないことも少なくありません。

あるTV番組では、画像診断で椎間板ヘルニアが確認されたにもかかわらず、そのうちの76%もの人が痛みを感じていないケースもありました。

つまりは、腰痛で診察を受け、画像診断で椎間板ヘルニアが見つかったとしても、痛みの原因がそれによるものとは限らないということです。

画像による椎間板ヘルニアの診断は、MRIでは椎間板そのものの状態を診て診断されますが、レントゲンでは、椎間板が圧迫されたことによる椎間板スペースの狭小化で判断されます。

椎間板の上からの圧迫による変形は20代以降年齢を重ねる毎に起こりやすくなり、高齢になれば椎間板ヘルニアの状態が確認される人も多くなります。

一方で、椎間板ヘルニアがあれば絶対にそれが痛みの原因になるのかと言えば、そうとは言い切れないのです。

 

椎間板ヘルニアの保存的療法

レントゲン画像診断でヘルニアが見つかったら治療を開始していくことになります。

まず椎間板ヘルニアの療法に保存的療法と言われる療法があります。

症状に対しての対症療法で、薬によって炎症を消すことで手術を回避するものです。

一度炎症がなくなれば薬の使用をやめても再発することは少なく、手術よりも先ずこちらが選択されます。

主なものとしては以下の3つです。

一つ目は鎮痛消炎剤などの内服薬による療法。

NSAIDsという非ステロイド性抗炎症薬が一般的です。

「痛み止め」として知られる鎮痛と消炎効果がある薬です。

比較的軽症の場合であれば、このNSAIDsと筋肉の緊張を緩和する筋緊張弛緩薬を併用することで効果が期待できます。

NSAIDsで効果が得られなかった場合、最近では、疼痛を軽減する薬が用いられることもあります。

この薬は効果が強めで、眠気を引き起こしたり、合うかどうかに個人差があるため、使用量など医師と相談した上で使用することが望ましいとされています。

二つ目は、局所麻酔を神経やその周りに注入することで炎症を抑える神経ブロックという療法です。

三つ目は物理療法で、牽引やマッサージ、温熱療法、体幹強化を目指すリハビリテーションといった理学療法がそれです。

物理療法は、痛みがひどい時期を過ぎた後の施行が望ましいとされています。

 

椎間板ヘルニアの手術療法

保存療法で効果が得られない場合や、下肢に力が入りにくいといった運動麻痺が進行している場合、膀胱直腸障害という排尿排便に関わる括約筋の機能低下が見られるケースでは、レントゲン画像を再度見直し、手術療法が施されます。

特に下肢の運動麻痺や膀胱直腸障害の場合は早急な手術が望ましく、重症化してからの手術では改善が望みにくくなるため注意が必要です。

60〜90分ほどの手術ですが、原則として全身麻酔で、4〜5cmの皮膚を切開し、圧迫されている神経を保護しながら、ヘルニアを直視下、もしくは顕微鏡下で摘出するものです。

手術後翌日から少しずつリハビリが始まりますが、3ヶ月ほどは腰椎コルセットの装着が必要です。

経過が順調な場合は数日で立位訓練、歩行訓練が開始され、傷口の状態によって退院が判断されます。

軽いデスクワークなら一月程度で可能です。

最近は内視鏡下で手術により身体への負担を軽減する低侵襲化が進んでおり、退院や就労再開までの期間が短縮されていますが、内視鏡下での手術が適さない場合もあるため医師と相談する必要があります。

また、術後早い時期に負荷をかけてしまったり、体幹強化を怠ると再発の可能性があり、Mindsによると5年後の再発率は4〜15%とも言われています。

 

レントゲンの画像診断のみではなくMRIも撮ってもらおう!

整形外科医であってもレントゲンだけで椎間板ヘルニアと診断することもあるそうです。

しかし、椎間板ヘルニアはレントゲンだけではほぼ判断出来ないと言ってよいでしょう。

何故なら、レントゲンだけでは椎間板ヘルニアは映らないためにヘルニアの程度が判断できないからです。

そこで、多少金額が上がってでも必ずMRIも撮ってもらうようにお願いしましょう!

 - ヘルニア 改善