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ロヒプノールとジェネリックのフルニトラゼパムの違いは!?

      2016/12/07

ロヒプノールとジェネリックのフルニトラゼパムの違いは!?

皆様は、ロヒプノールという名前を聞いたことがありますか?

ロヒプノールは1984年に発売された睡眠薬で、ベンゾジアゼピン系に属するお薬です。

現在でもよく使われており、発売から30年以上経っているため、ジェネリック(後発品)も販売されています。

ロヒプノールのジェネリックにフルニトラゼパムがありますが、先発品と比べて差はないのでしょうか?

それらの効果の違いや副作用についてもお話していきます。

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ロヒプノールのジェネリックの名称についてと薬価

(1)ロヒプノールのジェネリックの名前

人気がある睡眠薬の一つであるロヒプノールには、複数のジェネリックがあります。

以前は、ジェネリック薬を販売する製薬会社が「ビビットエース」「フルトラース」等と自由に名前をつけていました。

最近ジェネリック製品も増え、現場が混乱しがちになったため、今はジェネリックは「一般名+会社名」という基準に統一されつつあります。

ロヒプノールは一般名「フルニトラゼパム」ですので、「ビビットエース」は「フルニトラゼパム(JG)」へ、また「フルトラース」は「フルニトラゼパム(SN)」へ、また「フルニトラゼパム(アメル)」等と表示されています。

ここでいう一般名とは「国際的に統一された薬物名称」のことです。

(2)ジェネリックは低価格

どうしてジェネリックが利用されるようになったかという理由は価格が先発品よりも安いからです。

一般的なジェネリックの価格は、大まかにいえば先発品の6割程度で、ロヒプノールの場合は3割程度です。

患者にとってお薬代が安くなるのはうれしいことですね。

ロヒプノール錠1mg          14.7円
ロヒプノール錠2mg          21.7円
フルニトラゼパム(ジェネリック)1mg  5.6円
フルニトラゼパム(ジェネリック)2mg  5.7〜6.5円(2014年現在)

ロヒプノールについて

(1)ロヒプノールの注意点

ロヒプノールは中時間型ベンゾジアゼピン(BZ)系の睡眠薬です。

BZ系の中でも最も効果のある薬だと言われていますが、アメリカへでは麻薬指定されています。

持ち込みが禁止されており、予め許可がないと逮捕される可能性もあります。

アメリカへの渡航の際は他の睡眠薬に変更するか、あるいは英文の診断書が必要となります。

(2)ロヒプノールの規格

ロヒプノールには1mg錠と2mg錠の2つがあります。

また2015年11月に、水に溶かすと青色になるように剤形変更されました。

これはロヒプノールを飲み物などに混ぜて悪用された事例があるためです。

(3)睡眠の質への影響

ロヒプノールは自然な睡眠に比べ、どのように影響するのでしょうか。

添付文書によると、ロヒプノール服用により寝つきが早くなり、睡眠時間が長くなりますが、レム睡眠やノンレム睡眠は軽度に減少させるようです。

【参考】
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、眠らせる作用はあるものの、睡眠の質は悪化します。

これは深い睡眠は減少し浅い睡眠が増加するためです。

(4)効果持続時間

中時間型、作用発現時間は30分、半減期は約7時間、効果持続時間は6~8時間程度です。

以上はジェネリックもほぼ同じです。

ロヒプノールの副作用と注意点

(1)副作用について

ロヒプノールの副作用として、翌朝まで眠気が残り、ボーッとする等があります。

また特にハルシオンなどの超短時間型睡眠薬に多いのですが、一過性前向性健忘と言って、睡眠薬を服用してから眠りにつくまで、あるいは夜中に目を覚ました時の記憶がなくなる現象があります。

ロヒプノールでは頻度は少ないですが、可能性はあります。

(2)服用を急に止めると眠れなくなる

急に服薬を中止すると反跳性不眠と言って、眠れなくなったり、イライラしたりといった離脱症状が起こることがあります。

また精神的・身体的依存が生じ、だんだんと薬量を増やさないと以前と同じようには眠れなくなることもあります。

それを防ぐためには急に止めるのではなく、長時間型の睡眠薬へ移行してから減らすという方法もあります。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は比較的依存性は低く、安全性も高い物です。

(3)アルコールとは相性が悪い

睡眠薬とアルコールを一緒に摂ると中枢抑制(呼吸抑制等)が強くなりますので、控えるにこしたことはありません。

(4)その他の注意点

ジェネリックも含めて睡眠薬に限らず、医師から指示された服用量を守りましょう。

また途中で起きて仕事などをする予定がある場合は服用しないことです。

ロヒプノールとジェネリックのフルニトラゼパムの効果の違いは?

(1)ロヒプノールとジェネリックの違い

先発品とジェネリックは成分が同じですが、効果が違って出る場合があります。

薬のコーティング、溶け具合、吸収の度合い等はジェネリックにより多少の違いがあります。

ロヒプノールのジェネリックであることが認可されるには、基準を満たさねばなりません。

ジェネリックのフルニトラゼパムを服用してから、血中濃度がロヒプノールとの比較において誤差80〜125%の間である必要があります。

45%も違っているようでも、薬の代謝や吸収には個人差があり統計的には同じであるとみなすことができます。

(2)なるべく同じジェネリックを使いましょう

同じフルニトラゼパムのジェネリックでも、血中濃度のピーク時間や薬の代謝にかかる時間が違います。

睡眠薬の場合は、作用時間に大きな影響が出る場合があります。

ロヒプノールの半減期は7時間で、必要な睡眠時間を満たすように設計されています。

早朝覚醒のためにロヒプノールを服用している方にとっては、効果が十分ではなくなってしまいます。

ジェネリック薬品は薬局により取り扱いが違うので、できるだけ同じ薬局を使うと良いでしょう。

ジェネリックのフルニトラゼパムの副作用は?

(1)副作用について

ロヒプノールやそのジェネリックの成分であるフルニトラゼパムは安全性が比較的高く、正しく飲めば重篤な副作用はありません。

ただ個人差はあり、翌朝に眠気が残ったり、フラツキ、脱力感、倦怠感を感じる人もいます。

特に高齢者は転倒しないよう気をつけましょう。

(2)健忘やもうろう状態

睡眠薬を服薬後から就寝までの間の事や夜中に目が覚めた時の事を全く覚えていない一過性前向性健忘や、もうろう状態があるようです。

夜中に起きて仕事をしなくてはならない仮眠時には飲まない方が無難です。

(3)急に飲むのをやめると

長期間の服用により薬に体が慣れてしまっている時に、急に服用を止めると、眠れなくなったり、イライラ、不安、吐き気、けいれん、混乱、震え、幻覚などの症状が出る場合があります。

医師の指示を仰ぎ、少しずつ減らすことが大切です。

また自己判断で増量したり、睡眠前以外の時間帯に服用すると、効果が落ちるだけでなく、薬への依存が生じてしまいます。

(4)重い副作用

非常にまれですが、元々精神障害がある場合、興奮したり、取り乱したりする場合があります。

(5)その他の副作用

頭痛、頭重、めまい感、脱力感、倦怠感、脱力感、口の渇き、また長期間の連用による効果減少があります。

ロヒプノールはどんな人に向いているの?

(1)睡眠障害の2つのタイプ

不眠は2つのタイプに分けられます。

まずなかなか寝付けない「入眠障害」、次に寝付いても夜中に目が覚めてしまう「中途覚醒」です。

入眠障害には超短時間や短時間型が適用され、中途覚醒には中時間型や長時間型が使われます。

ジェネリックも含め、ロヒプノールは中時間型に分類されますが、内服後1~1.6時間で効果が最大となるので、中途覚醒だけでなく、入眠障害にも効果があります。

(2)依存性に注意

効き目が強く、しかもキレが良いと重宝されるロヒプノールですが、依存になりやすいという反面もあります。

事実、アメリカではロヒプノールの乱用や依存が問題視され、現在では麻薬扱いされています。

(3)ロヒプノールは第2選択として

以上の事から、レンドルミンなどの他の睡眠薬で効果が弱いと感じた人の2番目の選択肢とするのが良いかもしれません。

特に依存形成や耐性に気を付け、なんとなく服用し続けるのは避けましょう。

また高齢者が服用する場合の上限は1mgが推奨されています。

ジェネリックに変えてから調子が悪くなったら主治医に相談しよう!

ロヒプノールやフルニトラゼパムは、不安や緊張感をほぐし、気分をリラックスさせて自然に近い眠りに誘う睡眠薬です。

ロヒプノールより、安価で手に入るジェネリックのフルニトラゼパムに変更したことで、薬を変えてしまった不安感や、ジェネリックだから効果が弱いという思い込みなどから効かなくなることも考えられます。

ジェネリックにしてから調子がいまいちと思ったら、主治医に必ず相談してみましょう。

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