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膠原病の治療でステロイド!ムーンフェイスになるのはなぜ?

   

膠原病の治療でステロイド!ムーンフェイスになるのはなぜ?

あなたは『ムーンフェイス』という言葉を聞いたことがありますか?

それは言葉の通りで、顔が満月のように丸くなってしまう状態を言います。

顔の見た目は、うまく隠せないので悩んでいる人も多いですよね。

膠原病の治療に使用されるステロイド・・・。

ステロイドの副作用の詳細と、なぜムーンフェイスになってしまうのかと、その予防法についてお話したいと思います。

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膠原病の治療になぜステロイドが必要なのか?

膠原病は、関節や臓器などの障害を起こします。

膠原病で生じる炎症を抑えたり、炎症を生じる免疫反応を抑えたりするために、薬を投じることが膠原病治療の主な治療です。

膠原病治療の中心となるのが、ステロイド薬です。
ステロイドは、「副腎皮質ステロイドホルモン」と言うもので、副腎から分泌されています。
それを人工的に作ったのが、ステロイド薬です。

副腎皮質では、50種類くらいのステロイドホルモンが作られます。
3つに分けることができ、それぞれ違う作用があります。

ステロイド薬は、膠原病の治療にとても効果的です。
しかし、ある程度の副作用が出てしまいます。

なぜ、副作用が起こるのかは、また後ほど紹介していきます。

膠原病の治療をするときは、ステロイドの副作用をできるだけ抑えるようにして、治療の効果が最も活かせるように、バランスを考えて処方されます。

では次に、ステロイドの副作用で起こる、ムーンフェイスについて紹介します。

 

ステロイドの副作用

では、ステロイドの副作用とムーンフェイスについて紹介します。

①易感染性
体の抵抗力が下がって、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

②骨粗しょう症
骨が弱くなって、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などを生じやすくなります。

③ 糖尿病
血糖が上がります。
投与が多ければ血糖は上がるため、食事療法が必要です。

④消化性潰瘍
潰瘍ができやすくなります。
胃酸分泌を抑える薬を飲みます。

⑤血栓症
血管の中で血液が固まります。

⑥精神症状
不眠症、多幸症、うつになりますが、ほとんどが軽度です。
ステロイドを減らして、後遺症がないようにします。

⑦ムーンフェイス
満月みたいに顔が丸くなります。
顔などに、脂肪が溜まります。
なぜムーンフェイスになるのかというと、食欲の亢進と脂肪の代謝障害からです。
ステロイドを減らして、ムーンフェイスを抑えます。
食事のカロリー制限も行います。

⑧動脈硬化・高脂血症
動脈硬化を促進し、コレステロールなどが高くなります。

 

ステロイドの副作用はまだまだあります

⑨高血圧症・むくみ
体内に塩分が溜まることで生じます。

⑩白内障
白内障の進行を早めます。
必要なら、点眼薬で防ぎます。

⑪緑内障
眼球の圧力が上がります。
自覚症状がないため、眼圧を測定しないといけません。
ステロイドを薬投すると数週間以内に起こるため、ステロイドを減らしたり止めたりして治します。

⑫副腎不全
ステロイドホルモンはPSL換算で2.5mgくらいが、副腎皮質から分泌されます。
それ以上の量を長期で服用すれば、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなるので、急に薬を止めたら、体内のステロイドホルモンが足りなくなります。
そのため、倦怠感、吐き気、頭痛、などの症状が起こります。

⑬ステロイドざそう
「にきび」ができます。

⑭大腿骨頭壊死
ステロイドの大量投与でまれに起こります。
ステロイドの薬投を始めてから数ヶ月以内に、股関節の痛みが起こります。

⑮増毛、脱毛、不整脈、ステロイド筋症、などが生じます。

では次に、なぜムーンフェイスになるのか、詳しく紹介していきます。

 

なぜムーンフェイスになってしまうの?①

ステロイドを使用すると、強い副作用が起こります。

ムーンフェイスは、その副作用の一つです。

なぜムーンフェイスになるのかというと、ステロイドによる代謝異常によってムーンフェイスになるのです。
そして、顔が満月みたいに丸くなるのです。

具体的に説明していきます。

ステロイドの投薬で、血糖値が上がります。
血糖値が上がれば、糖質が分解しきれないので余るのですが、余った糖質は中性脂肪になって溜まっていきます。

これをステロイド糖尿病というのですが、中心性肥満で中性脂肪が顔に溜まりやすくなり、ムーンフェイスになるのです。

脂質の代謝異常も、脂肪がつく原因になります。
ステロイドで、脂質の代謝が異常になり、コレステロールや中性脂肪が上がります。
そして、脂質の代謝異常で増加した中性脂肪が顔について、ムーンフェイスになるのです。

ステロイドは、カリウムを排出して、ナトリウムを体内に溜めるのでむくみを生じることも、ムーンフェイスになる原因であると考えられます。

 

なぜムーンフェイスになってしまうの?②

体は、強いストレスを受けると、コルチゾールを分泌します。

コルチゾールは、副腎皮質で作られて、きつい運動、日焼け、精神的なものなどが原因になって作られます。
ストレスを感じていなくても分泌されてしまうということです。

コルチゾールは体に必要なのですが、過剰分泌すると血糖値やインシュリンの値に影響してきます。
食欲旺盛になり、太る原因になる食べ物が食べたくなるのです。

また、自律神経が乱れると、色々な問題が体に起こります。
ムーンフェイスもその1つです。

なぜムーンフェイスになると太って見えるのかというと、顔がむくむと、顔が大きく見えるからです。

他にも、強いストレスで歯ぎしりが増え、顔の筋肉が固まることがあります。
これは、「固太り」と言われていて、顔の輪郭自体が変わってしまうことがあります。
そのため、顔が太って見えることもあるのです。

ステロイドを使うと、ムーンフェイスになる可能性があるので、次はムーンフェイスの予防方法を紹介します。

 

ムーンフェイスの予防法

ムーンフェイスを予防する方法を紹介します。

ムーンフェイスの主な原因は、顔に溜まった脂肪です。
そのため、まずは、余分な脂肪が顔につかないように、正しい食事量にしてください。
表情筋を鍛えることも大切です。

なぜ表情筋を鍛えるとムーンフェイスを予防できるのかというと、ふだん使っていない顔の表情を鍛えると、顔が引き締まるからです。

では、表情筋を鍛える方法を紹介します。

①目を見開いたら、少しづつ目を閉じていき、最後に固く目を閉じてください。

②片目を大きく開き、反対の目はつぶります。
左右交互に行ってください。

③笑顔を作ったら、右の口角を上げて右目でウインクします。
5秒キープしたら、反対も同様に行いましょう。

④オーの形に口を開き、頬を伸ばしてください。
次に、アーの形にして、頬の筋肉が上がるのを感じてください。

⑤口をすぼめて突き出してください。
ゆっくりと元に戻したら「あ・い・う・え・お」と声を出してください。

⑥口を閉じて笑顔を作り、口角を左右に引き上げたら、ゆっくりと元に戻します。
慣れたら、少しづつ回数を増やしてください。

ステロイドでムーンフェイスになったら、表情筋を鍛えて改善しましょう。

 

ステロイドの使用中にできること

顔は人の目に触れやすく、鏡を見れば自分で嫌でも気づいてしまう場所です。

顔が丸くなったり、大きくなってしまったりというのは辛いですよね。

ムーンフェイスはステロイドの副作用ですから、治療を完了して飲むのをやめれば落ち着いていきます。
治療が完了するまで、食事制限や表情筋を鍛えたりして、自分でできる努力をしてみましょう!

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