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暴走する自律神経でしびれ、めまい、吐き気がでる病気

      2018/03/05

暴走する自律神経でしびれ、めまい、吐き気がでる病気

誰もが一度聞いたことがある、自律神経失調症という病名があります。

この病気ではしびれやめまい、吐き気をはじめ様々な症状があり、他の病気と重なったり原因そのものにもなることがあります。

自律神経失調症は、心と体の両方に原因や症状があるものが多く、自律神経の特徴から代表的な病気を紹介していきます。

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しびれ、めまい、吐き気の病気を引き起こす自律神経失調症とは?

自律神経失調症は、血管、リンパ管、内臓などにあり、呼吸や消化、全身へ血を行き渡らせる働きを無意識に行う自律神経が乱れた状態のことです。

その症状は、しびれ、めまい、吐き気といったものから、頭痛や心のバランスを崩すなど人により様々な訴えがあります。

自律神経の特徴として、5つあります。

①自律神経支配
自分の意思に関係なく内臓や血管などの働きを調節しますが、呼吸に関しては寝ている時など無意識の他、自分の意思でもコントロールできます。

②二重支配
1つの内臓などに、自律神経の交感神経と副交感神経という真逆の働きをする神経の枝がつき、両方の作用を受けています。

例外的に、汗の出る汗腺(かんせん)、皮膚を鳥肌にする立毛筋や、血を作ったり壊したりする脾臓(ひぞう)、アドレナリンという有名なホルモンを作る副腎髄質は交感神経のみで、胃液を出す胃腺とインスリンを作る膵臓などは副交感神経の働きが強いです。

③拮抗(きっこう)支配
二重支配を行っている体の組織に対して、自律神経の一方の働きが強くなれば、もう一方は弱くなる現象です。

例外もあり唾液腺は、両方の神経の働きでも唾液を出しますが、交感神経が強い時は粘りがあり、副交感神経が強い時はサラサラした唾液が出ます。

④緊張性支配
自律神経の2つの働きの違う神経は、お互い刺激しあって大きく一方に崩れないようにバランスを保っています。

⑤相反性支配
拮抗支配と違い、部分の組織ではなく全体的に交感神経が強くなれば、副交感神経が弱くなり、そのまた逆といった働きです。

これらの特徴を前提に交感神経と副交感神経に分け、それぞれの働きによる自律神経失調症との関連を解説します。

しびれやめまい、吐き気の原因となる交感神経とは?

交感神経の働きとして、全身に血を送る動脈血管を刺激して活性化し、心臓を活動的にするなど、全体的に体をより動かすことがあります。

しかしこの働きが過剰になると、血圧が高くなり脳や腎臓、目などの細い血管にダメージを与えることがあります。

この高い血圧は頭痛、吐き気、めまいなどの症状が出て、ひどくなると脳卒中という脳の血管が詰まったり破れたりし、時には命にも関わることもあるのです。

他にも心臓の血管がつまる心筋梗塞、血管の緊張による圧力で心肥大になったり、腎臓への負担が増えることで腎不全という怖い病気にもなります。

この腎不全は腎臓の働きが無くなることで、老廃物や水分調整ができなくなり、人口透析という機械を使用することになるでしょう。

人工透析は週に3回、4時間かけて行うのが標準とされていて、心身ともに辛く経済的負担が大きいのが特徴です。

この血管など体の循環に関係する病気は、食生活や生活スタイルの乱れから交感神経を強く刺激しすぎて自律神経を乱れさせます。

ただ胃腸に関して交感神経が強くなり大腸へ影響すると、活動が低下し便秘になります。

身近なところだと、筋肉や関節をケガした時に、緊張が強くなって痛みやしびれが強く感じてしまうことがあります。

副交感神経もしびれ、めまい、吐き気の原因になる

副交感神経の働きは、動脈などについている交感神経と違い全身に分布していませんが、脳や脊髄神経と一緒の経路で内臓などの組織についています。

この副交感神神経が特徴的なのは、全体的に緊張を緩め心臓の鼓動を遅くしたり、トイレが近くなるなどの体を緩める作用があることです。

このことから交感神経と違い、ケガをした時などは筋肉や関節の痛みやしびれを弱くする働きがあります。

胃腸に関しては、交感神経とは逆に副交感神経が刺激されると腸を動かす筋肉が活発になります。

この腸の刺激が過度になると、お腹を下してしまい、吐き気にも繋がると考えられます。

現代では日常生活での心身に負担が掛かる刺激が強く、交感神経への刺激が過剰な場合が多いため、それに関連した病気が増えています。

逆に副交感神経が強く刺激されるのが有益ではなく、両方の自律神経が大きく片方に振れずにバランスを保っていれば体に負担がありません。

しびれやめまいを引き起こす自律神経失調症などの改善法として、交感神経で過剰になった働きに対してのカウンターとなる、副交感神経を刺激する様々な方法がメディア等で紹介されています。

ヨガやアロマセラピーなどがその例で、確かに上手に活用すれば副交感神経を刺激しリラックスできるかもしれません。

頚性神経筋症候群で吐き気、しびれ、めまいが起こる

頚性神経筋症候群は日本の医師が臨床経験から、なかなか治らない首肩のこりや痛みを抱える人達が、原因が分からない多くの症状に悩まされているものに対して名づけられました。

首こりという名称でも呼ばれ、首肩の症状以外には筋肉が緊張して起こる頭痛、めまい、しびれ、疲労が抜けない、不眠、吐き気や痛みがある胃腸障害、異常な汗、血圧が不安定になるなどの自律神経の異常による症状がでます。

この症候群の原因として、頭部の外傷や交通事故のむち打ちであったり、近年急速に普及したスマートフォンやパソコン作業での猫背姿勢が、首肩の筋肉に負担をかけていることです。

頭の重さは体重の約10パーセントほどあり、体重60キロの人なら約6キロあります。

前を向いている姿勢ではそのままの重さが首肩に加わりますが、猫背になると角度が大きくなるにつれ、比例して頭部を支える力が必要です。

これにより本来加わることのない力が首肩の筋肉に加わり続け、緊張して血の巡りが悪くなり、過剰な刺激が首にある自律神経に加わってしまうのです。

治療方法として、首肩に加わる負担を減らすため、スマートフォンの使用を短くするなど日常生活の改善が有効です。

またストレッチや運動をすることで、動かなくなった筋肉に刺激を与えて血の巡りを良くする方法もあります。

しかし強いマッサージや指圧などは、逆に痛めて症状を悪化してしまうので注意が必要です。

過敏性腸症候群も原因のひとつ

過敏性腸症候群は、腸そのものに何かでき物や傷があるわけでなく、腸を動かす筋肉の働きの異常によるものです。

代表的な症状として、お腹のうずく様な痛み、便秘、下痢、吐き気または実際に吐く、食欲が無くなる、お腹が張る、口臭などがあります。

交感神経による便秘や副交感神経による下痢など自律神経の異常が推察され、頭痛、めまい、肩こりとそれに関連してしびれ、疲れやすさなどの自律神経失調症の症状もでるようです。

症状がでるきっかけは、自然な腸の活動がストレス、喫煙、食事、アルコールなどの刺激に対しての過敏な反応などがあります。

特に心のストレスでの負担が脳の活動を変化させ、腸の自律神経への影響を与えてしまうようです。

この過敏性腸症候群は身近にみられる病気で、詳しい原因は不明ですが若い女性の月経困難症との関連もがあるようです。

治療方法として、日常の生活スタイルを整えるのは必須として、適度な運動などが勧められ、気長に治していく気持ちでいると症状も楽に感じます。

また辛い症状を和らげる薬もあり、下痢がひどい時に使う薬や腸の過剰な運動を抑える薬など、症状により選択することができます。

パニック障害でもめまいやしびれ、吐き気をもよおす

パニック障害ではめまいや吐き気、急激な呼吸、手足のしびれや緊張のような自律神経失調症でおきる症状の多くがでます。

この病気は最初、パニック発作と呼ばれる激しい息切れや汗、ふるえ、めまいと胸の強い不快感などがあり恐怖を感じるような症状に襲われるのが特徴です。

このパニック発作を初めて経験した時には、あまりの症状の強さから救急車を呼んでしまうことも珍しくありません。

しかしこの発作は、10分から長くて1時間位で収まる他、医師の検査を受けても異常が見られません。

この病気の問題は、発作を繰り返す内に何時また起きるか不安になり、人が多くいる場所などに行けなくなってしまうこともあるようです。

そんなパニック障害の診断は検査による異常が見つからないので、専門の医師(精神科、心療内科)による問診から判断されます。

その具体的な内容は以下の通りです。

①胸の鼓動が激しくなる。

②汗が体全体、手のひらも含めて出る。

③ふるえが手足や体にでる。

④呼吸が苦しくなる。

⑤のどが苦しくなり詰まった感じがする。

⑥圧迫された不快感が胸にあったり痛むことがある。

⑦お腹の調子が悪く、吐き気まである。

⑧気が遠くなりめまい、ふらつきがある。

⑨自分の存在が自分で分からなくなる。

⑩恐怖や強い不安が自分の意思とは関係なくやってくる。

⑪発作により死んでしまうように感じる。

⑫しびれやうずきを体に感じる。

⑬カッカした温かさや、冷たさが感じる。

このような症状のうち4つ以上あれば、注意が必要です。

病院での治療には薬を使って症状を抑える方法と、認知行動療法という心へのアプローチなどで少しずつ段階的に不安を解消する方法があります。

この病気は悪化すると、不安や恐怖から家の外に出られなくなります。

もし症状がでたら何度も繰り返す前に、治療しましょう。

生活スタイルの改善が解決の早道

自律神経失調症の改善には、食事や運動、メンタル面でのストレスを解消していくのが早道です。

そうはいっても解けない糸のような頑固な縛りがあり、なかなか症状を改善する行動を起こすことができません。

この縛りを解くには専門化の手助けを借りながら、生活面で改善できるちょっとした行動を1つ1つすることで、いつの間にか大きな改善につながります。

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