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意外と身近な手首のヒビと骨折への効果的なリハビリ

      2018/03/16

意外と身近な手首のヒビと骨折への効果的なリハビリ

ヒビや骨折など、激しいスポーツでもしていない限り出くわすことも少ないと感じるかもしれません。

ところが年齢を重ねて骨がもろくなっていたり、子供が歩き始めた頃から整備された地面でしか生活していないと、不意の転倒などのアクシデントに弱くなります。

その瞬間、体を守るため手が出てしまうことで、手首を負傷することが多いです。

今回はその手首のケガの中で、軽症と勘違いしやすいヒビや骨折とそのリハビリについて紹介します。

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手首の骨折とヒビ及びその後のリハビリについて

手首は前腕の親指側の橈骨(とうこつ)と小指側の尺骨(しゃくこつ)と、8個の手根骨(しゅこんこつ)、尺骨と手根骨の間でクッションとなる関節円板及び骨を繋ぐじん帯からなります。

他にも手首は筋肉の腱や血管、神経などが通ります。

この部分は日常生活に必要な動作が多く、ケガをしてしまうと家事や仕事に大きな影響がでてしまいます。

もし手首の骨にヒビが入るか折れた場合は、固定しなければなりません。

固定すると筋肉が弱まり関節が硬くなりますが、中途半端にリハビリを終えて日常生活に戻ってしまうことが問題となります。

それは足のケガのように移動できない生活上の問題となるのと比べ、後遺症の重要性を軽く思ってしまうことです。

この状態のままでは、ケガをした手首以外にも肩や首、背中まで違和感を感じることがあります。

これはリハビリ不足により、手首を上手く捻れなくなるなどの後遺症からくるものです。

ここでは誰でも不意にケガする可能性があり、見逃されやすい手首のヒビや骨折の治療、リハビリについて紹介します。

手首のヒビと骨折:舟状骨

手首の骨折やヒビで症状が軽いにも関わらず、治療やリハビリに注意が必要な骨折があります。

それは親指側の橈骨と接している手根骨の中で舟状骨という骨で、転倒し手を硬い地面についた時などで痛めます。

この部分は折れると直後のレントゲン検査では分かりにくく、症状も捻挫した時と同じくらいの痛みで、なかなかくっつきにくい場所でもあるのが特徴です。

骨折している時でもスポーツができてしまうことがあり、なかなか回復せず手術での治療が必要になるケースもあるようです。

実際の治療は状態により方法が変わり、ヒビが入ったように折れてズレてないものは手術しなくても長期間固定して治すことができます。

もし骨がズレて元の位置に整復しても安定しない場合や、固定期間を短くしたいのなら手術が選択されます。

固定期間も通常のギプスでは約6~12週間と長くなりますが、折れた骨が離れないように小さな手術で金属性の固定具を差込めば、約3週間前後の固定になるでしょう。

この舟状骨骨折の最大の問題は、治療しないで放置して折れた骨が死んでしまい、偽関節(ぎかんせつ)になることです。

この偽関節は折れたところがくっつかない状態で、舟状骨では骨を一部削って他の部分の骨を移植するか人工骨を入れるなど、大掛かりな手術になることがあります。

この判別しにくい骨折は、強く手をついて痛めた時に親指側の手首の付け根が痛むなら、症状が軽くても整形外科専門医に診てもらいましょう。

手首のヒビと骨折;月状骨と三角骨

手首の骨折やヒビで手をついた時、手側で舟状骨の次に多いのは月状骨(げつじょうこつ)で、3番目に多いのが三角骨(さんかくこつ)の骨折です。

月状骨は親指側の舟状骨の隣にあり、この部分も通常のレントゲン検査では判断しにくく、輪切りにして見るCT(断層撮影装置)などの検査が必要になります。

もし折れた月状骨がズレていなくて、ヒビが入った時と同じように折れた骨がそのままの位置であればギプスで4~6週間固定し、その後リハビリを行います。

もし骨がズレている時は、舟状骨と同様に金属性の固定具を小手術で差込むことで、偽関節になるのを防ぐことができます。

3番目に多い三角骨の骨折は月状骨の隣で小指側にあり、固定や検査、治療は月状骨と同じです。

問題はこの月状骨と三角骨の骨折は、舟状骨と同じように捻挫と勘違いして見逃されてしまう場合です。

月状骨と三角骨は舟状骨の骨折と同じく、転倒して手のついた時にケガをします。

症状が捻挫のように軽くても約2週間位は固定をして、安静にしていても痛みがある時は整形外科で検査をオススメします。

特に休日に手をついてケガをして、救急や休日診療に行って整形外科専門医以外に診てもらった場合は注意しましょう。

手首のヒビと骨折:橈骨下端の骨折とヒビ

手首の骨折とヒビで一番多いのは、前腕の橈骨下端(とうこつかたん)骨折です。

この骨折は子供から高齢者まで起きる可能性があり、舟状骨骨折と同じく手を強くついた時に折れることがあります。

この橈骨下端骨折は長い骨なので、梃子による力が加わりやすいので大きく骨がズレることがあります。

手が背側にズレるのをコーレス骨折、手がひら側にズレるのをスミス骨折と呼ばれ、他にも手首で手根骨に接している部分での骨折などもあります。

この中で橈骨下端骨折の損傷がヒビ程度だと、腫れも痛みも捻挫と同じような症状で注意が必要です。

この部分での骨折は、ズレが大きい場合や折れた部分が安定しない時は、手術により金属性の固定器具を入れます。

ヒビが入る程度やズレた骨が上手に整復できた時は、4~6週間の固定後にリハビリをして回復させます。

また子供の場合は、舟状骨や大人の橈骨下端骨折のように強く手をついた時、ボッキリ折れないでグニャと曲がるように損傷する可能性があります。

これは若木骨折といって、成長中の骨は周りを含めて柔らかいので注意が必要です。

そんな若木骨折も軽度の橈骨下端骨折と同じく、症状が捻挫程度ですが順調に回復することが多いです。

この部分は複雑な骨折がなく、神経や筋肉の損傷が少なければ、比較的回復しやすい骨折です。

手首の骨折、ヒビの簡単リハビリについて

手首を骨折したりヒビが入り、骨を手術や整復した後には一定期間固定します。

成長期の子供の場合は回復が早くリハビリが少なくて済むことが多いですが、大人や特に高齢者ではリハビリを積極的に行う必要があります。

リハビリの具体的な目的は手術により固まった筋肉の回復と、動く範囲の改善という2つです。

手首の場合、筋肉の回復は物を持つなどの大きな力を出すことは、固定を外してから日常生活の中で自然に回復することが多いです。

しかし箸やスプーンを使う、字を書くパソコンの操作などの小さな力を使う動作は、動く範囲の改善がないと不便さを感じます。

もし大きな力が出せるようになって中途半端にリハビリを中止してしまうと、手首の動きの悪さの影響で肘の痛みや肩こりなど、痛めてなかったところに負担がかかります。

手首の動きには橈屈尺屈(とうくつしゃくくつ)、屈曲伸展、回内回外と3つあり、日常生活では単独または組み合わせて動かします。

ここでは、具体的な動きから簡単でシンプルに行える2つの方法を解説します。

手首の簡単リハビリ方法

1つ目の橈屈尺屈は手をチョップするように親指側と小指側に動かします。

この部分は動かそうとすると、うまく動かせないので音楽の指揮者が棒を振るイメージで行います。

①肘を90度位に曲げて脇を閉じます。

②鉛筆かペン、または箸を1本持ちます。

③手首以外を動かさないで、数字の1を書くように連続して縦に鉛筆などを振りましょう。

④、③を1日3回位行い、1回の時間は1分位を目安に行ってください。

2つ目は手の平と手の背を前腕につけるように動かします。

これは一般的になストレッチに負荷を加えた方法です。

・手の平側(伸展・回外の動き)
①肘を90度位曲げ手の平を自分に向くようにします。

②反対の手で指と手の平を反らすように、手の背側に曲げてストレッチしましょう。

③ストレッチできるところまで行ったら緩めず、今度は曲げていた肘を完全に伸ばしていきます。

④③を10~20秒位行い、1日3回位行ってください。

・手の背側(屈曲・回内の動き)
①肘を90度位曲げ手の平を自分とは反対に向くようにします。

②反対の手で指と手の背を指ごと丸めるように、手の平側に曲げてストレッチします。

③ストレッチできるところまで行ったら緩めず、今度は曲げていた肘を完全に伸ばしていきます。

④③を10~20秒位行い、1日3回位行いましょう。

この2つのリハビリは、骨折やヒビで動かないように固定し、一定期間後に外した後に病院ではなく自宅で行うものです。

最初は多少痛みがありますが、無理に痛みを我慢しないで少しずつ行うと効果的です。

不意の転倒に注意

手首の骨折やヒビは不意に転倒し、強く手をつくことで起きます。

多くの骨折の中でも負傷しやすい場所であり、一定期間使えなくなるだけで日常生活にとても大きな不便を強いることになります。

特に手根骨の骨折やヒビは、見逃すと手をつけないなどの後遺症に悩まされます。

手をついてケガをした時は、症状が軽くても専門の医師に診察してもらいましょう。

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