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急性腰痛の「ぎっくり腰」、鎮痛薬の利用方法と副作用

      2018/04/27

急性腰痛の「ぎっくり腰」、鎮痛薬の利用方法と副作用

腰痛になった時の治療で、代表的な方法の1つに薬を利用した飲む、塗る、貼るなどがあり、試したことがある方も多いことでしょう。

そんなつらい痛みなどの症状を改善する薬は、ドラッグストアで購入できるものから、病院で医師から処方されるものまであります。

ここでは薬を利用して、ぎっくり腰(急性腰痛)を改善する方法を紹介します。

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ぎっくり腰(急性腰痛)と慢性腰痛との違い

一般的にぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛は、何かをして腰へストレスが加わってから、痛みがすぐに現れます。

痛みの症状は動けない程のものから、少し我慢すれば日常生活が続けられるものまで様々ですが、予後がよく約2週間位で良くなるものも多いとされています。

原因は腰そのものへ大きな力が加わって発症するものと、不意に軽く動いたり咳やくしゃみをした瞬間からぎっくり腰になる人もいます。

腰の椎間板ヘルニアや高齢者の圧迫骨折、成長期の疲労骨折による脊椎分離症以外は、大きな損傷はほとんどありません。

しかしぎっくり腰になってから間違った治療や対処をすると、再発しやすくなったり慢性腰痛へ移行してしまうこともあります。

慢性腰痛はぎっくり腰と違い、腰への負担だけではなく、長く続く痛みから脳も変化してしまうのです。

こうなると一時的に痛みが和らぐことがあっても、毎朝起きる時に腰が痛んだり、仕事終わりには腰痛で真っ直ぐ立てなくなるなどの症状が繰り返します。

ここではぎっくり腰の自分でできる対処法の中で、ドラッグストアで購入できる薬から病院でしか処方されない薬の利用方法を紹介します。

ぎっくり腰(急性腰痛)の効果的な薬と治療方法

ぎっくり腰を改善させるには、具体的に何をするのかより他の腰痛との区別が必要です。
注意が必要なのは外傷により関節や骨などを壊す腰痛で、多くは明確な理由や症状がありますので、病院で直ちに検査と処置をしてください。

他にも感染症やがんなどの病気によっても腰痛がでることもあり、発熱や体重減少、安静にしていても痛む場合は医師に相談することをオススメします。

また椎間板ヘルニアによる腰痛と脚の痛みは、ほとんどは時間の経過と共に改善していくことが多いですが、馬尾症候群がある時は緊急の手術が必要です。

馬尾症候群は、尿閉(おしっこが出ない)、便失禁、脚の感覚異常や麻痺、自転車に乗る時にお尻が当たる部分の神経異常がでるサドル麻痺などの症状がでます。

重大な外傷や病気がないぎっくり腰の治療方法は、発症直後からできる方法が2つあります。

1つ目は動ける範囲で活動することです。

これは世界中の急性腰痛(ぎっくり腰)ガイドラインで推奨されていて、動かないで安静にすると改善が遅れることからきています。

もし不幸にもぎっくり腰になったら、痛みを積極的に感じる必要のない活動であれば、恐れずに動いて日常生活や仕事の復帰を早めましょう。

2つ目は痛み止めの薬を使用することです。

薬の種類は複数ありますが、副作用に注意して痛みを抑えることは活動低下につながらないので有効とされています。

逆にやっていけないのは、2日以上安静にして寝ていることと、無駄なレントゲンなどの画像検査です。

ぎっくり腰(急性腰痛)に効果的な薬①

病院で注射や点滴以外で、ぎっくり腰に有効な薬は、服用できる飲み薬と腰痛がある部位へ直接、薬を塗ったりシップを貼る2つの方法があります。

もし薬を使用する場合、最初に選択するのは、副作用が少ないものが安全です。

日本よりも腰痛に対して積極的に取り組んでいるイギリスやアメリカのガイドラインによると、薬の選択についても一般用に解説されています。

第一選択薬として解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンを推奨させていて、この成分が含まれている薬はドラッグストアや医師の処方でも入手できます。

この薬には炎症を鎮める効果はありませんが、頭痛や歯痛、生理痛なども腰痛と同様に抑え、急性の痛みに効果的です。

第二選択薬として非ステロイド系抗炎症剤と呼ばれるグループの薬があります。

これらは下肢の痛みやシビレなどの神経症状には効果がありませんが、これもドラッグストアや医師の処方でも入手できます。

この2つのグループの薬は商品名が別にありますので、購入の時には医師か薬剤師に相談してみることをオススメします。

ぎっくり腰(急性腰痛)に効果的な薬②

日本では一般的なシップ薬はぎっくり腰になった時、家庭にある薬箱の中から取り出して使用したことがある方も多いのではないでしょうか。

このシップ薬にはいくつか種類がありますが、その違いを理解して使用していない方もいるかもしれません。

シップ薬には冷シップと温シップと呼ばれるものがありますが、これは皮膚の感覚を利用して腰痛などの症状を和らげる目的があります。

冷シップにはヒンヤリとした感覚を与える化粧品でも含有されているメントールなどがあり、温シップにはヒリヒリした刺激により温かい感覚を与える唐辛子由来の成分が入っています。

これらのシップは、皮膚表面以外の体温を変化させる程の効果はないので、急性腰痛などで患部に炎症がある場合はアイスパック(氷)などを使用した方が良いかも知れません。

もしぎっくり腰になって炎症があるようなら、非ステロイド系抗炎症剤が入ったシップもありますので、使用を検討してみるのも良いかもしれません。

非ステロイド系抗炎症剤はシップの他にも、塗り薬もあり広告で目にすることも多いことでしょう。

抗炎症剤の入ったシップは現在主流となっていますので、ドラッグストアでも医師の処方でも入手できます。

ただ最近では医師が処方できるシップの数が制限されることがあるので、毎日のように使用する方はドラッグストアでの購入も必要かもしれません。

ぎっくり腰(急性腰痛)に効果的な薬③

ぎっくり腰では日本で積極的に使用されていませんが、海外の腰痛治療ガイドラインでは第三選択薬として、アセトアミノフェンとオピオイドの混合薬があります。

この「オピオイド」は麻酔系鎮痛剤という種類で、強い痛みなどに効果が期待できますが、日本ではこの成分単独の薬は医師の処方以外では購入できません。

また混合薬は日本の薬局で購入できる場合もありますが、一人で一箱のみなどの制限があります。

他にも筋弛緩剤と呼ばれる薬があり、腰痛の緩和に効果があるようですが、一時期事件の原因にもなった薬なので不安がある方もいるかもしれません。

この薬は医師による処方が必要で、緊張が強い腰痛などに使用されるこもあるようです。
また東洋医学で使用される漢方薬にも、腰痛などの症状に効果的なものもあります。

この中には病院で保険適用される漢方薬があり、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などは、筋肉の激しい痙攣(けいれん)がある時に処方されます。

少し筋肉が動いて固まるように痙攣するぎっくり腰には効果的な可能性があるので、通常の鎮痛薬が嫌いなら使用を検討しましょう。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、病院以外ではドラッグストアでも購入できるので、薬剤師に相談してみるのも良いかもしれません。

注意しなければいけない薬の副作用について

効果のある薬には必ず副作用があり、使用する前に把握しておく必要があります。

副作用を知っていれば対処も早く、重い後遺症で苦しむ確率が減り、ぎっくり腰(急性腰痛)の初期対策がよりしやすくなります。

薬の性質や種類により副作用の違いがありますので、以下にまとめてみます。

①アセトアミノフェンは、副作用が少ない薬ですが、アルコールと一緒に使用すると肝臓に障害がでます。

②非ステロイド系抗炎症剤の代表的な副作用は胃腸障害で、お腹が痛くなったり、ムカムカする症状や、他にも腎臓障害がでる場合があります。

また種類によっては喘息(アスピリン喘息)や、シップや塗り薬は皮膚炎になることがあります。

③オピオイドは強力な薬なので副作用も多様で、めまい、だるさ、吐き気、集中力低下、眠気などがあり、これらの症状に耐えられない方もいます。

この副作用から自動車運転や注意を要する機械操作などは、服用後は避けなければなりません。

④筋弛緩剤の副作用は、めまいや眠気、身体的依存(薬がほしくなる)があり、短期間の使用に留めることが体に負担がかかりません。

⑤芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などの漢方薬は副作用がないと先入観があって乱用している方もいますが、一般的な化学薬品同様に様々な症状がでます。

この漢方薬の副作用は循環器(心臓など)や肝臓に負担がかかるのと、ミオパシーという筋肉の病気がある方は気をつけなければなりません。

また非ステロイド系抗炎症薬の使用後にスティーブンス・ジョンソン症候群という、発症後の早期診断、早期治療が必要な病気もあります。

この病気は初期症状では風邪のような症状からでて、その後皮膚や目などの重大なダメージを与えます。

原因は非ステロイド系抗炎症薬以外の抗生物質やてんかん薬、感染症などの可能性がありますがぎっくり腰などで薬を使用後、入っていた箱や説明書を捨てないでおくと、いざという時に対処が早くなるかもしれません。

ぎっくり腰を早く改善するのに必要な事

ぎっくり腰を早く改善するには、動ける範囲で日常生活や仕事をすることで、その時にハードルとなるのが痛みです。

痛みがあると消極的になり活動が低下して治りが遅くなりますが、それを防ぐ手段の1つが薬の利用です。

薬の利用はその効果と、副作用を知った上で最大に効果をあげるので、医師や薬剤師に相談して使用するのもぎっくり腰改善の早道です。

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