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アトピーが30代になってから悪化する原因とセルフケア方法

      2018/07/03

アトピーが30代になってから悪化する原因とセルフケア方法

アトピーと言えば、幼いころに発症し治療と努力の甲斐あって症状が治まるといったイメージですが、近年では30代になってから悪化するケースが増えています。

こういった成人して発症する「大人アトピー」。

かゆみや皮膚の変化など症状が続くと、日常生活に支障を来し外出するのが億劫になっていきます。

どうして大人になってから発症するのでしょうか?

今回は「大人アトピー」の原因を追究して、症状改善に向けたセルフケア方法を紹介していきます。

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アトピー性皮膚炎の症状と特徴

発疹が出現し強い痒みを伴います。

発疹が拡大すると夜間眠れない程の痒みが生じます。

大半は5歳までの幼児期に症状が出現し、特に生後数週間から数か月の乳児期に発症する場合が多いです。

特に発疹は顔や頸部、肘や膝に出現しやすく、悪化すれば全身に至ります。

長く症状が続くと細い切創の様な切り傷に至る場合があります。

痒みが強く掻き続けると、皮膚が硬くなり厚くなり痒疹と呼ばれる状態になっていくでしょう。

赤みのある発疹→盛り上がりのある発疹→浸出液を伴う発疹→硬く厚い発疹といった変化を生じます。

アトピーの特徴をまとめると①痒みを伴う②独特な発疹と出現部位③繰り返す、となります。

多くは乳児期に発症して治療を開始して次第に治っていく過程をたどりますが、成人するまで症状が続いたり、軽快した症状が再び再発するなど30代から症状が発症するケースが多くなってきています。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピーの発症機序について考えていきましょう。

人間の皮膚には、外からの刺激やばい菌などが体内に入らないように守ったり、体外へ水分が出ていかない様にバリアする機能があります。

アトピーでは、バリア機能が弱まっているため、皮膚の層の間で水分を保つ機能も弱くなっています。

そのため、外からの外的やアレルゲンが侵入しやすくその因子を敵対しようと免疫が反応し、その結果ヒスタミンという物質が放出されて炎症が起こります。

その結果掻痒感が発症し、バリア機能が弱くなっている皮膚を掻いてしまう為、更にバリア機能が崩壊し皮膚に悪影響が出るという事が繰り返されるのです。

このバリア機能が低下する要因がいくつかあります。

1つは遺伝です。

両親がアレルギー性の病気を持っていると、免疫物質のIgE抗体を作りやすい体質と考えられ、アレルゲンに対して症状の慢性化を助長させます。

また、両親がアトピーである場合は、皮膚のバリア機能の遺伝子により異物が体内に侵入しやすい体質となる場合があります。

もう1つが環境的因子です。

アレルギー症状を起こす物質の刺激によるものです。

環境的因子として挙げられるものは、食べ物、ダニ、埃、カビ、花粉、動物の体毛や糞などのアレルゲンと、汗や衣類による刺激、洗剤や化粧品、乾燥などの外的刺激です。

こういった悪化因子を控えるようにし、病院に通院して子供の頃に治ったはずのアトピーが30代から発症するきっかけは何でしょうか?

30代から悪化するアトピーとは?

アトピーは子供頃の病気といったイメージ強いですが、近年30代頃から発症する大人アトピーが増加しています。

その原因について紐解いていきましょう。

私たちの体の中には状態を一定に保とうとする「ホメオスタシス」と言われる内部環境の恒常性があります。

これは、生命を維持していく上には必要な機能です。

生命維持を保つために、私たちの体にストレスがかかった時にホメオスタシスが働きます。

その結果、ストレスに対応しようと多くのホルモンが作用するのです。

そうして大量のホルモンが使われることで、その代謝産物を大量に皮膚から排出することになり炎症やむくみを生じます。

これがアトピー悪化に繋がります。

また、大量のホルモンが使われることで、弱くなった皮膚の状態の修復も弱くなる為、悪循環が起こります。

特にアトピーになりやすい体質の場合は、このホメオスタシスの能力が低下しているため、環境の変化などによるストレスで発症するケースがあります。

子供の頃はステロイド治療などで、表面的にアトピーの症状を抑えることができても、根本的にホメオスタシス能力が弱い為、再発する場合があるのです。

30代というのは、社会的立場による心身への負担、結婚や出産、育児などあらゆる新たなステージを迎えてストレスを受けやすい時期ですから、発症する場合が多くなっていると言えるでしょう。

悪化したアトピーの治療法

アトピーの皮膚の状態は、バリア機能が弱くなり浸出液が体外へ放出されてますので、乾燥状態となります。

30代で悪化したケースでは、幼少時期に発症する場合と比較して肌が乾燥しやすいためスキンケアが重要となってくるでしょう。

第一治療は、バリア機能を保つため次の3種類の保湿をしっかりと行っていきます。

アミノ酸などを含んだ水分を角質細胞の内部に補給します。

そして角質細胞の間を埋めて水分の保持をしてくれるセラミドを含んだものを補給します。

さらに水分の蒸発を予防して皮脂幕を強化する目的でスクワランを含んだもの補給します。

第二として、アトピーにより炎症が起こっている皮膚に対し、免疫抑制の作用があるステロイド剤を使用し炎症の鎮静を図ります。

ステロイド剤には、ノーマルからストロングまで作用の強弱がありますので、症状の状態に合わせて投薬を選択していきます。

第三として、辛い痒みに対し抗ヒスタミン薬を使用します。

痒みを発生させる体内物質として、ヒスタミンやインターロイキンなどの様々な物質があります。

この痒みの体内物質を抑えるのが抗ヒスタミンです。

完全な痒みの鎮静は難しいですが、部分的には効果を発揮するものです。

保湿やステロイドの治療は長期に至ると、身体が依存してしまい効果が減弱する場合がありますので、医療機関の指示のもと症状の進行や軽快具合に合わせて、適切な使用量を検討していきます。

30代から始める生活習慣改善アトピー対策

①運動をしましょう。

ハードな運動でなくても構いませんから、1日20分程のウォーキングで大丈夫です。

運動を全くしない人は血行が悪くなっています。

血行が悪いと、皮膚などの末端に血液が運ばれにくくなっていますから、治りも遅く悪化の一途となります。

②姿勢を正しくしましょう。

姿勢が悪いと筋肉に過度な負担をかけています。

その負担により筋肉に疲労物質が溜まり、皮膚周辺組織の体液の吸収が円滑に行えずむくみの原因となり、30代でストレスを抱えやすくなった身体は代謝産物が多いですから、そこで停滞し炎症を起こしやすくなります。

③バランスの良い食事を摂る。

同じものを毎日食べ続けることで、遅延型アレルギーIgGが発生する場合があり、これが引き金でアトピーを誘発する場合があります。

これは、食べてすぐに反応は出ずゆっくりと出てきますので、原因が分かりにくい場合が多いです。

多くは乳製品や豆製品、野菜加工品などで反応することが報告されています。

同じものばかりを食べ続けず、バランスよく栄養素を摂っていきましょう。

④陽に当たりましょう。

私たちの体は、呼吸と食事、睡眠、日光によってエネルギーが回復されホメオスタシスが正常に働きます。

ウォーキングと合わせて1日20分程日光を浴びれば、一石二鳥の改善対策となります。

⑤睡眠不足解消

エネルギーのチャージとして④で説明したように、合わせて睡眠も重要です。

30代から悪化したアトピーのスキンケア方法

30代から発症したアトピーのスキントラブルは、正しい対処を行わないと更に悪化したり正常な状態へ戻すことができません。

良く皮膚の状態を観察して適切な対処法を行いましょう。

①難治性アトピーの場合

色素沈着を起こし皮膚が厚くなった状態で、掻いてしまう為亀裂が生じ部分的に微出血が生じている状態です。

これは、ステロイドや保湿剤の長期使用により依存してしまい効果が得られないのが原因です。

ステロイドや保湿剤の使用について、皮膚科などの医療機関へ相談しましょう。

②皮膚の清潔を保つ。

ステロイドや保湿剤を大量に使用することで、入浴時に患部の薬剤が洗いきれず残っている場合があります。

そうなると、菌が繁殖しやすい状態となり炎症を悪化させる可能性があります。

ゴシゴシと洗いすぎたり強い刺激は、皮脂を落としてしまい痒みを悪化させたり、弱くなった皮膚を傷める原因となりますので、優しくしっかりと洗い流す事が大切です。

③埃から身を守ろう。

アトピーの皮膚はバリア機能が弱いですから、露出している部分に埃がかぶると、炎症を悪化させる可能性があります。

患部を隠せる衣服やタオルなどをかけて肌を守りましょう。

又、適度に部屋の空気を入れ替えて埃が溜まらない様に定期的に掃除を行いましょう。

30代から悪化したアトピーもセルフケアで軽減

痒みやスキントラブルは、日常生活の中で更にストレスを感じさせてしまいます。

しかし、そこでネガティブにならず、自分の状態を良く把握して、現状の環境を改善するには何がベストであるか考えてみましょう。

創意工夫で今より良い環境を生むことができますので、お試しください。

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